清流
城下町の歴史の上に
沼津駅南口に立って「150年前は、目の前にお城があった」と言づても、多くの人は信じないだろう。それほどまでに沼津の街を歩いても、かつてあったはずの沼津城の面影は感じられない。かすかに 「大手町」という町名が城があった時代をしのばせる。
城下町としての歴史をまちづくりに生かそうと、沼津史談会が月1回の勉強会を始めた。県東部の"商都"沼津は宿場町、かつ城下町だからこそ繁栄を築いてきた。
沼津駅付近鉄道高架化の動きと連動するように中心市街地再開発も歩みを進め始めている。再開発が始まるエリアは、かつてのお堀の中。工事が進めば、城の遺構が現れることもあるだろう。文字通り過去を掘り起こし、先人の礎の上に新たな歴史が刻まれることを期待したい。 (東部総局・尾藤旭)
【静新令和5年(2023)2月22日(水)清流】
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