川勝氏インタビュー一問一答
地域の視点で県政運営
知事選で初当選した川勝平太氏(60)のインタビューでの一問一答は次の通り。
ー県が日本航空に運航支援金を支払う福岡便の搭乗率保証について、批判があります。
「例えば9割の乗客が乗ると2割の利益はJA」にいく仕組みでおかしい。7割を超えた乗客が乗るとJALにいくようになった経緯をよく検討し、(互いが責務を負う)双務的になるように検討するか、もしくは見直すというスタンスで臨む」
ー1期4年の短期で成果を上げると説明したマニフェストは具体的にどのように実現を図りますか。
「7月下旬に再開する県議会6月定例会の後に、予算編成をしていくためにどの時点で、どういう形で取り組めるのか、事業の仕分けをしないと重点的な投資は難しい。早急に、走りながら行程を考えることになる。9月議会までの夏休み期間が勝負になる」
ー静岡の潜在力を生かした政策立案について展望は。
「文化人、経済学者など静岡県を応援したい機運が津々浦々に満ちている。多くの知恵を結集した静岡県応援団、アドバイザリーボードを結成しアジア、世界の静岡にするため、どうしたらよいのか、実現可能な政策を形作りたい。青年たちがこの地域に住んでいることを誇りに思うことが大切で、青年が、自分もそこに参加できるんだという一体感を感じられるような仕組みを作りたい」
ー文化振興策も課題になっています。
「浜松は音楽の都、静岡にはグランシップの演劇があり伊豆には文学がある。景色もきれい、イベントも開かれ、食文化も生きてくる。それを合わせると『感動』になる。東海道芸術街道の構想を持っている。静岡県を、自然と食と、プラス芸術的感動の街道にしていきたい」
ー今後、政党の支持と県政運営はどの
ように考えていきますか。
「知事選の4人の候補は県民主体の訴えで共通していた。わたしは政党の非常に力強い応援をいただきました。ですが、立脚しているのは地域。その視点で県政運営をしていきます」
(静新平成21年7月7日(火)朝刊)
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