2009年10月8日木曜日

参院補選:民主VS自民、事実上の一騎打ち 神奈川、静岡


参院補選:民主VS自民、事実上の一騎打ち 神奈川、静岡
2009年10月8日 13時38分 更新:10月8日 14時2分(毎日webnews)



与野党が逆転した8月30日の衆院選から1カ月余。参院神奈川、静岡選挙区補選が8日告示され、いずれも、鳩山内閣の信任を得たい民主党と反転攻勢の足がかりにしたい自民党による事実上の一騎打ちがスタートした。

 神奈川選挙区の自民新人の応援弁士は石破茂政調会長。横浜市中区のホール内での出陣式で「ゼロからの、マイナスからの出発かもしれないが、くよくよしても仕方がない。今まで悪かったことをただし、自民党が駄目になれば、この国が駄目になる思いで臨んでいきたい」と決意を述べ、「自民党再生の第一歩を補選当選で幕を開けていただきたい」と支持を求めた。

 民主新人は台風の影響で同市中区の県連会議室に場所を変えて第一声。09年度補正予算の見直し作業に取り組む仙谷由人行政刷新担当相が駆けつけた。「衆院選では県連のみなさんが力を発揮して勝たせていただいた。この力をより実体的なものにするために、この選挙戦を戦っていただきたい。閣僚もできる限り微力を尽くしたい」とあいさつした。

 静岡選挙区で新人を擁立した民主は、台風18号の影響で誤算続きの幕開けに。出陣式は街頭演説会を予定していたが、JR静岡駅前のホテルに変更。さらに、応援弁士の菅直人副総理兼国家戦略担当相が「台風による鉄道の乱れ」(陣営関係者)で出席できないハプニング。同党の細野豪志選対本部長は「自民党は弱っているが、そんなにやすやすと崩壊には向かわない」と危機感をにじませた。

 一方、自民の大島理森幹事長は、静岡市葵区で党公認候補の応援に駆け回った。出陣式では県議や支持者ら約50人を前に、鳩山由紀夫首相の献金問題を念頭に置いて「(衆院選で)民主党は確かに勝利したが、政権交代で倫理観などの後退による不安が起こっている」と強調。「風はかすかに私どもに吹いている。今回は新たな自民党の戦いだ」と訴えた。

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