2009年10月24日土曜日

声からし最後の訴え

声からし最後の訴え 参院補選あす投票
10/24 14:47(静新webnews)
 参院静岡選挙区補選は24日、17日間の選挙戦最終日を迎えた。鳩山政権が誕生して最初の国政選挙だけに、候補者を擁立した民主、自民、共産の各党は党の存在感をアピールしようと大物を続々と投入、総力戦で臨んできた。全国的に注目を集める選挙戦に、どの陣営も必勝態勢で、締めくくりの遊説に出発した。
 共産党の元衆院議員平賀高成氏(55)は午前7時半すぎ、静岡市清水区の事務所に到着。スタッフと遊説日程を入念に打ち合わせた。「選挙期間中はずっとこのスタイルで通してきた」というシャツとジャケット姿。支援者から手渡されたタスキを肩にかけると、「建設的な野党として、政府の財源問題などを最後まで訴えていく」と胸を張った。
 事務所前で見送りの人たちと次々と握手を交わし、選挙カーに乗り込んだ。清水区内の交差点を皮切りに街頭演説をこなし、精力的に支持を訴えた。
 民主党の医療法人理事長土田博和氏(59)は午前8時から、地元御殿場市の事務所前で「ファイナル集会」と題した演説会を開催。約300人の支援者を前に「この選挙戦に劣らないほど医療現場は大変。医療改革を進めるため最後まで応援してほしい」と訴えた。
 消えた年金問題追及など舌ぽうの鋭さで人気の蓮舫参院議員も応援に駆け付け、「無駄を削り医療、年金に予算を回す作業が始まっている。一緒に改革を」とパワフルに声を張り上げた。土田氏は「頑張れ」の声援を背に受け、笑顔で選挙カーに乗り込んだ。
 自民党の富士常葉大非常勤講師岩井茂樹氏(41)は早朝から浜松市南区の市中央卸売市場を訪れた。入り口で両手を大きく振り、来場者に深々と頭を下げた。「最後まで、持ち前の体力を生かして頑張ります」と上着を脱いで市場の中へ。
 慌ただしく動く業者らに駆け寄って「よろしくお願いします。岩井でございます」と声を掛けると、自民党再生を願う叱咤(しった)激励の声も飛んだ。岩井氏は「これまで聞いてきた声をしっかり受け止め、最終日に臨みます」と決意を新たにし、8時ちょうどに遊説カーに乗り込んだ。
 同補選には政治団体「幸福実現党」の党特別顧問矢内筆勝氏(48)も立候補している。

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