2009年6月10日水曜日

静岡県知事選情報6月10日

 
共産、平野氏を擁立 県知事選
06/10 16:50 (静新webnews)
 共産党県委員会は10日、県庁で会見し、知事選(6月18日告示、7月5日投票)に、常任委員の平野定義氏(59)=掛川市=を公認候補として擁立する、と発表した。
 会見で平野氏は「大企業にモノが言える県政への転換」などを公約に掲げ、「県民が主人公の暮らしと福祉を守る」と決意を述べた。
 平野氏は掛川西高-国立茶業研修所卒。1981年の掛川市議補選、1985年と1993年の掛川市長選に出馬し、いずれも落選した。
 知事選への立候補の表明は、静岡文化芸術大(浜松市)の前学長川勝平太氏(60)、自民党の坂本由紀子参院議員(60)=静岡選挙区=、民主党を離党した海野徹元参院議員(60)=静岡市葵区=を合わせた4氏となり、元関東農政局職員の男性(63)=菊川市=も出馬を検討している。


民主、静岡知事選の推薦先送り…一本化調整急ぐ
 民主党は9日、東京・永田町の党本部で常任幹事会を開いた。この日は、知事選で党県連が要請した前静岡文化芸術大学長の川勝平太氏(60)への推薦の取り扱いが協議されるとみられていたが、議題には上らなかった。

 同党の小沢代表代行が5日、やはり知事選に無所属で出馬を表明している元同党参院議員の海野徹氏(60)と川勝氏との間で候補者一本化の可能性を探る考えを示しており、水面下での調整の時間を確保するため推薦決定を事実上先送りしたとみられる。

 関係者によると、この日午前の常任幹事会前に、小沢氏は県選出の衆院議員と約10分間会談した。地元の情勢について報告を受け、対応を協議したとみられる。小沢氏も出席した常任幹事会では、出席した藤本祐司参院議員(静岡選挙区)が知事選を巡るこれまでの経緯を説明し、「5日に県連として川勝氏の擁立を発表した。党本部の推薦もお願いしたい」と要請した。

 常任幹事会では、知事選についてはこれ以上の議論はなく散会。小沢氏からは発言はなかったという。

 藤本氏は読売新聞の取材に対し、「もう時間がないので、推薦の取り扱いが議題に上ってもよかったが、党は『もう少し待ってくれ』ということだろう。ほかの2氏に比べ出遅れているのは事実なので、週末にかけて巻き返しに全力を挙げたい」と語った。

 これに関連して小沢氏は9日夕、名古屋市内のホテルで記者会見し、「私どもと同じ流れの中に2人の候補者が立っており、このままだと勝利の可能性は少なくなる。一本化すれば必ず勝てると思っている。何としても一本化したい」と述べ、川勝、海野両氏間の調整を急ぐ考えを強調した。

(2009年6月10日08時32分 読売新聞)




海野氏「静岡知の集積地に」
 川勝氏「お茶で国際競争力」
 坂本氏「在宅介護支援する」


 静岡で公開討論会
 知事選(18日告示、7月5日投票)の立候補予定者公開討論会(日本青年会議所東海地区静岡ブロック協議会、静岡青年会議所など主催)が9日、前日の袋井市に続き、静岡市民文化会館で開かれた。元参院議員の海野徹氏(60)、前静岡文化芸術大学長の川勝平太氏(60)に加え、前日欠席した自民党参院議員の坂本由紀子氏(60)も終盤に駆け付け、出馬表明した3氏が同討論会で初めて顔をそろえた。
 海野氏は「380万人の県民が主役。私たちの静岡県をつくるため、県民主義、脱官僚で活動したい」と語り、川勝氏は「静岡には場の力がある。教育改革、食と農の改革、行政改革を先頭に立ってやりたい」と強調した。坂本氏は「未来に大きく羽ばたける静岡、暮らす人たちがあらゆる面で安心できる県政にしたい」と力を込めた。
 高齢者政策について、坂本氏は「在宅介護を支援するステーションを地域に整えて専門家を確保し、県内どこでも必要なサービスが受けられるよ一うにしたい」との考えを示した。
 川勝氏は産業振興策について、「静岡茶のブランドカを上げるためにトップセールスをしたい。静岡茶を活用し、国際競争力を付けることが重要」と持論を展開した。
 海野氏は教育施策としてスポーツコミッショナー制度を導入する考えを示すとともに、「静岡を知の集積地にしたい。そのために世界中から10の大学を招き入れたい」と述べた。
 同協議会など主催の公開討論会は10日が最終日で、午後7時から三島市民文化会館で開かれる。
(静新平成21年6月10日(水)朝刊)

 坂本氏の自民党推薦決定
 自民党は9日、知事選(18日告示、7月5日投票)に無所属で立候補する同党所属の坂本由紀子参院議員(60)=静岡選挙区"の推薦を決めたと発表した。
 知事選にはこれまでに、静岡文化芸術大の前学長川勝平太氏(60)と民主党を離党した海野徹元参院議員(60)も出馬を表明。共産党も独自候補の擁立を目指している。
 川勝氏は民主党に推薦を上申していて、知事選は次期衆院選の前哨戦との見方も強まっている。
(静新平成21年6月10日(水)朝刊)

 公明県本部も上申へ
 公明党県本部(代表・大口善徳衆院議員)は9日、緊急幹事会を開き、知事選で、自民党参院議員の坂本由紀子氏(60)の推薦を決めた。党本部に上申し、中央幹事会で正式承認する。
 坂本氏から推薦依頼を受け、政策協定を結んだ。政策協定は▽財政健全化への着実な取り組み▽少子・高齢社会に対応した施策の充実▽低炭素社会の実現に向けた環境政策の充実▽陸海空のネットワークを活用した観光振興の推進など12項目。
 阿部時久代表代行は、知事選が「結果的に与党対野党になり、イコール総選挙につながる前哨戦になる。勝つしかない」と強調。自民県連内で別候補擁立の動きがあったことについて、「協議の中で(自民党は)選挙戦を一丸で戦えるのか」という意見があったと説明し、「一本化になったということで推薦依頼が来た。それを信頼した上で対応するしかない」と述べるにとどめた。
(静新平成21年6月10日(水)朝刊)

 書類を事前審査:政見放送申し込みも
 知事選の立候補届け出書類の事前審査と政見放送の申し込みが9日、県庁で行われた。
 立候補を表明している3陣営のうち、海野徹氏(60)と坂本由紀子氏(60)両陣営の関係者が、県選管事務局の担当職員からチェックを受けた。
 川勝平太氏(60)陣営は、政見放送の申し込みだけを済ませ、事前審査は後日行うとしている。
 元関東農政局職員の男性(63)=菊川市=も事前審査と政見放送の申し込みを行った。
(静新平成21年6月10日(水)朝刊)

 「何としても一本化」 知事選で小沢氏
 民主党の小沢一郎代表代行は9日、名古屋市で記者会見し、静岡県知事選で民主党が川勝平太・前静岡文化芸術大学長の擁立を決め、同党を離党した元参院議員の海野徹氏も出馬表明していることに関し「このままだと勝利の可能性が少なくなる。何としても一本化したい」と述べた。
(静新平成21年6月10日(水)朝刊)

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