2009年9月19日土曜日

「政務三役」県内4氏が意欲


 鳩山内閣担う「政務三役」 県内4氏が意欲
 鳩山内閣発足に伴う新政権人事で、それぞれ総務省と防衛省の副大臣に決まった民主党の渡辺周氏(衆院静岡6区)と榛葉賀津也氏(参院静岡選挙区)は、18日夕に皇居で行われた認証式に出席し、正式に就任した。また、同党の田村謙治氏(衆院静岡4区)と藤本祐司氏(参院静岡選挙区)が同日、官邸で鳩山首相からそれぞれ内閣府政務官、国土交通政務官の辞令交付を受けた。
 民主党は、各府省の大臣、副大臣、政務官の「政務三役」が一体的に政策を立案、決定する政治主導で霞が関改革を行う方針を打ち出しており、副大臣、政務官両ポストの職責は従来に増して重くなる見通し。
 渡辺氏は「密な連携が不可欠。一丸となって地方分権を推し進め、地方に活性化をもたらしたい」と意欲を示した。同省は消防庁も所管していることから「(東海地震など)大地震の防災体制を積極的に確立させる」とも話した。
 榛葉氏は、直前まで務めていた参院外交防衛委員長からの"昇格人事"となった。自身の起用について「想像もしなかった」と表情を引き締め、「現場の自衛官がより一層誇りを持って仕事ができる環境を整え、国民に信頼される防衛省を築きたい」と語った。
 財務省出身の田村氏は金融担当が有力といい、「与えられた仕事をまっとうし、脱官僚依存を実現させたい」。藤本氏も「自分の専門性を生かしながら、責任ある与党として国民の期待に応えたい」と抱負を述べ、新政権を全力でもり立てていく姿勢を強調した。
(静新平成21年9月19日(土)朝刊)

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