参院補選 「党再生静岡から」
自民、岩井氏出馬表明 観光や環境に力
富士常葉大非常勤講師の岩井茂樹氏(41)=沼津市=が25日、静岡市内で記者会見し、参院静岡選挙区補欠選(10月8日告示、25日投開票)に自民党から出馬すると表明した。
会見に先立ち、自民県連は総務会で岩井氏擁立を了承した。26日に党本部に公認申請する。
自民県連の公募で選考された岩井氏は、出馬に当たって「激しい逆風の中での選挙戦が続いている。自民再生は静岡から始まると発信したい」と語った。政策については「候補決定をもらったばかりで、詳細を言える状況ではない」としながらも、観光や環境分野に力を注ぎたいとした。
知事選、衆院選と自民候補が敗れている状況には「自民は国民と寄り添っていなかったことが国民の政治不信を招いた」と指摘。党再生に向けて「若い力を取り入れたり、地域の声が中央に反映するシステムを取るべき」と述べた。
岩井氏は名古屋市生まれ。名古屋大大学院修了。建設会社に勤務した後、国会議員秘書などを務めた。2005年の衆院選で静岡6区から立候補を目指したが断念した。元参院議員で国土交通副大臣を務めた岩井国臣氏の次男。
参院補選には民主党県連が御殿場市の医師土田博和氏(59)の擁立を決め、共産党県常任委員の元衆院議員平賀高成氏(55)も立候補を表明している。
〈静新平成21年9月26日(土)朝刊〉
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