沼津24年に国際.会議
研究者 エネルギー対策議論
エネルギーや環境問題などの世界中の研究者が一堂に会し、今後の課題解決に向け議論する「第35回太陽光発電国際会議」が2024年、沼津市で開かれることが15日までに決まった。日本のほか各国・地域の研究者ら約千人が訪れる。今後のエネルギー対策や脱炭素化社会の実現といった地球規模の取り組みをテーマに方策を示す。
県東部コンベンションビューロー(会長・紅野正裕沼津商工会議所会頭)やプラサヴェルデをはじめ同市内の民間事業者が「豊富な自然に恵まれた県東部・伊豆地域から環境政策を発信したい」(紅野会長)との方針を示し、日本政府観光局などと連携して誘致を自指していた。タイ・チェンマイとの決選投票となったが開催権を勝ち取った。
会議の開催は11月の見通しで1週聞前後の予定。利便性の高さからJR沼津駅北口のプラサヴェルデが主会場になるとみられる。誘致にも関わった組織委員会(代表・山田明東京工業大大学院教授)が会議を運営する。
県東部・伊豆地域の豊富な自然環境と世界でも著名な富士山のほか、トヨタが進める未来型都市「ウーブン・シティ」構想を進める裾野市が近隣に位置し、各国・地域の研究者から開催地にふさわしいとの支持を得たという。
山田教授は「最新の研究成果を発信できれば」と期待する。紅野会長も「富士の麓から今後のモデルケースをPRするとともに、最先端の現場を示すことにもなる」と話す。(東部総局・高橋和之)
【静新令和3年12月16日(木)朝刊】
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