石宗石材店が収納式の孫の手
かなおか地域包括支援センターに寄贈
大諏訪の石宗石材店(山口京太社長)が、孫の手約50本をかなおか地域包括支援センターに寄贈。22日、寄贈式が同社で開かれた。
竹で作られた孫の手は先月、山口社長らが事務所を整理した際に出てきたもので、社長の祖父で先々代の社長(故人)が持っていたものではないかと言う。
山口社長によれば、社長の祖母先々代の妻(故人)が東椎路出身ということから、根方地域の竹細工を扱う職人らの集まりに先々代もよく参加していたという話があり、その職人達に作ってもらったものか、あるいは先々代自身の手によるものか、作りは、とても精緻。孫の手部分は書道の太筆程の筒に収納され、使用時に引き出す。コンパクトで持ち運びできる。 利用してくれる人がいれば寄贈したいと考えていた山口社長は、来年5月に沼津駅北口広場への江原素六翁の像建立計画で交流のある、江原素六先生顕彰会の土屋新一会長に相談。土屋会長の仲介で、同センターに寄贈することが決まった。
同日は山口社長、土屋会長、同センターの正岡明美センター長が出席。山口社長は「使っていただける方に、と考えていたので、(土屋会長の仲立ちで)いい寄贈先が見つかって良かった」と話し、正岡センター長は「木の温もりは、お年寄りも喜ぶ。大変ありがたい」と寄贈に感謝した。
【沼朝令和3年12月29日(水)号】
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