2021年12月21日火曜日

「健康寿命」さらに長く 本県男73・45歳女76・58歳

 

 「健康寿命」さらに長く

 厚生労働省は20日、介護を受けたり寝たきりになったりせずに日常生活を送れる期間を示す「健康寿命」が、2019年は男性7268歳、女性7538歳だったと公表した。前回調査の16(男性7214歳、女性74・79)から男性は054歳、女性は059歳延びた。

本県男7345歳女7658




 健康寿命は3年ごとに数値を発表。19年は平均寿命との差が男性873歳、女性1207歳となり、初公表の10年以降、縮小傾向が続いている。厚労省は平均寿命との差をできるだけ短くすることを目指している。

 都道府県別で健康寿命が最長だったのは、男性が大分県の7372歳、女性は三重県の7758歳。最短は男性が岩手県の7139歳、女性が京都府の7368歳。静岡県は男性が7345歳、女性が7658歳で、ともに5位だった。同省は都道府県の格差縮小も目標に掲げるが、男性233歳、女性390歳となり、前回の16年時点(男性200歳、女性270)からいずれも拡大した。

 厚労省は、13年度からの10年間の健康づくり計画「健康日本21(2)」で、健康寿命を延ばすことを目指し、生活習慣病の死亡率低減や、喫煙・飲酒に関する数値目標も設定。専門委員会で進捗(しんちょく)状況を確認しており、19年の健康寿命は20日の会議で報告された。

【静新令和31221日(火)朝刊】

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