2009年5月12日火曜日

静岡県知事選情報5月12日

榛葉氏擁立に向け党本部に許可要請
県議会平成21
 石川嘉延知事の辞意表明に伴う次期知事選で、県議会第二会派の平成21(岩瀬護会長)は十一日、静岡市内で前日に続いて会議を開き、民主党県連会長の榛葉賀津也参院議員(四二)=静岡選挙区=の擁立に向けた支援態勢を協議した。近く会派所属議員で党本部を訪れて榛葉氏擁立の許可を求めるとともに、榛葉氏にも面会して出馬の最終決断を促すことを決めた。
 非公開の会議後、岩瀬会長と野沢義雄幹事長は同党県連の方針決定を受け、会派としても選考に残っていた民間人二人の擁立を断念し、榛葉氏の擁立で正式に一致したと説明した。
 ただ、野沢幹事長は国政の状況から、「(国会議員を)一議席減らして地方に出せるのか。党本部のハードルは高く、許可がなければ擁立は難しい」と指摘。同県連所属の国会議員が調整を進めているとした。
 今後、党本部の許可を得た上で、平成21と同県連、連合静岡、県議会民主党・無所属クラブによる四者会議で決定し、榛葉氏に正式の出馬要請をする。今月十五日としていた候補者決定の期限について、岩瀬会長は「微調整はあり得る。確定的にとらえないでほしい」と修正した。
(静新平成21年5月12日(火)朝刊)


県内の女性有志ら坂本氏に出馬要請



 次期知事選をめぐり、県内の女性有志らが十一日、静岡市内で「女性百人サポーターの会」を開き、坂本由紀子参院議員(自民、静岡選挙区)に知事選への出馬を要請した。坂本氏は「結論を出すには解決しなければならない問題がある」としながらも、「背中を押される思いがする。期待に応えられるようになれるといいと思う」と出馬に前向きな姿勢を示した。
 会合は女性や市民団体の代表者をはじめ約五十人が出席した。世話役を務める見野孝子LCウェルネス社長らが呼び掛け、坂本氏を知事にという思いに賛同するサポーターを一日から募集。十一日までに集まった千二百三十七人分のサポーター名簿を会の世話人が「知事として県政のかじ取りをしてほしいと切に願っている」と坂本氏に手渡した。
 出席者から障害者雇用や介護、農業、医療などの地域が苦しむ訴えを聞いた坂本氏は「(課題解決を)一緒にやっていきたいという思いが胸の中にある」とした。

 東部7商議所も要請へ
 県東部七商工会議所は十一日、三島市内で緊急の正副会頭・専務理事会議を開き、同市出身の坂本由紀子参院議員に次期知事選への出馬を要請することを決めた。近く、坂本氏に伝える。
 三島、沼津の両商議所が呼び掛けた。会議では須田徳男三島商議所会頭が「東部の首長や自民党の県第6選挙区支部が坂本さんに出馬を要請したことで、商議所もやりやすくなった。何とか出馬させたい」、後藤全弘沼津商議所会頭が「石川県政を継承するには坂本さんが適任」など、坂本氏に期待する声が相次いだ。
 坂本氏の三島地区後援会長で三島商議所顧問の峰田武三島市観光協会長は「心強い推薦をいただいた。本人は出馬を表明していないが、地元はスタートしていいと思っている」と述べた。東部の商工会関係団体も近く、坂本氏への出馬要請を決めるとみられる。
(静新平成21年5月12日(火)朝刊)

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