2009年5月23日土曜日

静岡県知事選情報5月23日

 民主県連など:川勝氏擁立へ方針確認
 「条件整備し正式要請」
 民主党県連と県議会の平成21、民主党・無所属クラブの両会派、連合静岡は二十二日、次期知事選への候補者擁立のための会議を静岡市内で開いた。自民党の一部県議を含む超党派の「夢あるしずおか創造会議」に参画し、川勝平太静岡文化芸術大学長(六〇)の擁立に向けて、引き続き全力を挙げる方針を確認した。
 県連と平成21が二十一日、創造会議への参加を正式決定したことを受け、擁立作業の進め方や役割分担を協議した。川勝学長は同日の会見で出馬を否定したが、連合静岡の吉岡秀規会長は「創造会議として出馬要請していないので、当然の発言。条件整備して正式要請したい」と強調。県連の岡本護幹事長も「昨日の発言で悲観することはない。(擁立作業は)これから」と述べた。
 吉岡会長は「川勝氏には(学長に任命した)石川嘉延知事を裏切るわけにはいかないという強い思いがあるようだ。その点ともう二つほどのハードルを越える必要がある」との認識を示した。
(静新平成21年5月23日(土)朝刊)


 自民県連県議5人に処分
 自民党県連は二十二日、知事選の候補者擁立に向けて発足した超党派会議に参画した同党県議五人に対し、幹事長名で「文書注意」の処分を行った。同党県議団会議で
小楠和男幹事長が報告した。
 処分されたのは、二十日の超党派会議の発足会見に出席した佐原徹朗、天野進吾、奥之山隆、中沢通訓、中谷多加二の五氏。処分理由は、県連が機関決定により坂本由紀子参院議員(静岡選挙区)に出馬要請を行った後、他の候補擁立に動いたことが「県連の方針を公然と非難する行為」などに当たるとした。
 小楠幹事長は「党内融和を図るべきとの声もあり、文書注意の処分に落ち着いた」と述べた。超党派会議に賛同しているほかの県議は「水面下の動きは100%把握して
いない」ため、処分対象から除外したという。
 処分について、奥之山氏は「重く受け止める。よい静岡をつくりたいという思いは同じ。今後の活動は同志と相談したい」と述べた。
(静新平成21年5月23日(土)朝刊)

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