知事選出馬:「坂本氏週内にも表明」
自民県連に意向
次期知事選(六月十八日告示、七月五日投票)で、自民党県連が出馬要請した坂本由紀子参院議員(六〇)=静岡選挙区=は二十四日夜、静岡市内のホテルで県連会長の斉藤斗志二衆院議員(東海比例)ら執行部と会談し、「時間もないので、できれば週内にも表明したい」と述べ、出馬する意向を伝えた。週内にも会見して正式に表明するとみられる。
知事選には、元民主党参院議員の海野徹氏(六〇)=静岡市葵区内牧=が既に無所属での出馬を表明している。坂本氏の事実上の出馬表明で選挙戦突入はほぼ確実。候補者擁立が難航している民主党県連の対応が今後の焦点となりそうだ。
会談には、斉藤氏ら国会議員の正副会長と小楠和男幹事長ら三役が出席した。小楠氏ら執行部側は、坂本氏が補正予算案審議中の参院予算委で、理事を務めている現状には理解を示しながらも「一日でも早く表明してほしい」とあらためて要請。これに対して坂本氏は「できる限り応えたい」と述べたという。
執行部は席上、県議団の一部が坂本氏の対立候補擁立に動いたことに対し、県連幹事長名で文書注意したことも説明し「足並みの乱れは終息した」(斉藤氏)と報告した。
会談終了後、斉藤氏は記者団に「近く党執行部に経緯を説明したい」と述べ、坂本氏出馬への環境整備を進める考えを明らかにするとともに、坂本氏への党推薦も求める考えを示した。
(静新平成21年5月25日(月)朝刊)
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