民主 県連に推薦上申指示
小沢氏、川勝氏と会談
次期知事選(六月十八日告示(七月五日投票)への去就が注目されている静岡文化芸術大(浜松市中区)の川勝平太学長(六〇)が三十日、東京都内で民主党の小沢一郎代表代行と会談した。関係者によると、小沢氏は川勝氏に「頑張ろう」と声を掛け、党県連に対して「早く正式に党本部に推薦を上申してほしい」と指示した。
川勝氏は二十九日、報道機関に対し、六月五日の同大理事会終了後に「決意を明らかにする」との考えを文書で伝えている。これまで川勝氏は報道陣に対し「100%出馬はない」などとしてきたが、文書で「申し上げたかった内容が正確に伝わっておらず、混乱や誤解を与えた」と謝罪した。
小沢氏との会談は、川勝氏の決断を前提に民主党が事実上、出馬を了承し、支持する意向を示したものとも言え、県連幹部は「川勝氏の正式表明を待って、選挙態勢づくりを進めることになるだろう」と期待感を示す。
会談には、同党の細野豪志衆院議員(5区)、藤本祐司参院議員(静岡選挙区)が同行した。
(静新平成21年5月31日(日)朝刊)
坂本氏の推薦を決定
自民県連総務会「党推薦」は執行部一任
自民党県連は三十日、静岡市で総務会を開き、知事選(六月十八日告示、七月五日投票)に出馬を表明した同党の坂本由紀子参院議員(六〇)=静岡選挙区=の県連推薦を決めた。党推薦の上申も検討したが、坂本氏が「県民党」を掲げていることなどから決定は見送った。党推薦への対応は執行部に一任し、坂本氏と協議を続けるという。
会議には坂本氏をはじめ、斉藤斗志二県連会長ら国会議員、県議、支部や団体の代表が出席。吉川雄二総務会長が「知事選はわが党の浮沈を懸けた戦いになる」とあいさつした。知事選の選対組織を協議し、県内三地区ごと選対委員会を設け、総選挙を控えた衆院議員と連携した活動を展開する態勢を整えた。
会議後に会見した斉藤会長は、坂本氏の推薦について「党としての姿勢が明確になった。大号令を掛ける」と強調。坂本氏は「JA、医療関係などから推薦をいただき、党としては自民党が第一号。一党一派に偏らず、いろいろな方々と力を合わせてやりたい」と述べた。
(静新平成21年5月31日(日)朝刊)
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