2014年4月1日火曜日

西武沼津店本館跡の暫定活用

西武本館跡一部へにぎわい広場
 残り部分賃貸も大詰めを迎える
 西武百貨店沼津店本館跡地利用について、市内を拠点に飲食店など二十三店舗を展開する雄大(土屋雄二郎代表取締役)が伊豆箱根鉄道(中村仁代表取締役)と賃貸借する。暫定活用として、「(仮称)沼津駅前にぎわい広場」を運営することになった。三月三十一日、伊豆箱根鉄道の杉山正浩営業部長と土屋代表取締役が市役所を訪れ、栗原裕康市長に報告した。
 雄大が賃貸借契約を結ぶのは、本館跡地西側半分の沼津駅南口交差点に面した四一六平方㍍。調理場や事務所、倉庫としての利用を予定するコンテナ四棟を設置し、テーブルと椅子百五十席程度を並べ、ビアガーデンなど飲食の提供や産直市、フリーマーケットなどを開催する計画で、初夏のオープンを目指す。
 杉山部長は「両者のイベント運営の実績を生かし、飲食業のノウハウを持つ雄大さんに運営してもらい、にぎわいを創出したい。残り半分は、事業用貸借物件として関係者と契約に向けて話を詰めている」とした。
 土屋代表取締役は「朝、昼、晩と広場を使い分け、毎日イベントを行い、市民がにぎわい、集える場所として、喜ばれる施設にしたい」と話した。
 栗原市長は「市民の関心も高く、市民向けに、にぎわい広場がつくられることになり大変ありがたい。沼津の知恵を、この場所に集中させていきたい」と話した。
 一方、複合商業施設となる旧・新館屋上には「RAKUUN」の看板が設置された。

(沼朝平成2641日号)