2012年11月28日水曜日

静岡の市街地交差点社会実験


横断歩道利用者が大幅増
 静岡の市街地交差点社会実験
 地下道は34割減
 静岡市は27日、葵区の中心市街地にある江川町交差点(御幸町)で約1週間行った平面横断化社会実験の結果速報を公表した。
 5差路交差点の既存横断歩道は2カ所。3カ所に仮設横断歩道を増設した結果、横断歩道の利用が大幅に増え、地下道の利用は34割減少した。
 大型商業施設に近い既存の横断歩道の横断者数の変化をみると、日曜日の午前7時から午後7時までの利用が実験前の約1600人から約3300人に、平日は約1900人が約4300人に、いずれも倍増した。
 利用者の意見では「横断しやすく便利」「通勤時の交通渋滞が困る」などがあった。
 市は本年度、実験結果をさらに検証し、課題を抽出して解決策を探る。将来の平面横断化も検討する。
《静新平成241128()朝刊》

2012年11月24日土曜日

岳南忠霊廟奉賛会(斉藤斗志二代表理事)



   昭和32年10月26日、第12回国民体育大会の開会式で、齊藤了英さん(静岡県選手団長)は炬火リレーの最終ランナーとして走り、競技場でトーチから炬火をつけました。
その記念として作られたトーチを掲げる炬火ランナー像は今まで公開されていませんでしたが、修復を終え本日(23日)、富士市比奈の岳南忠霊廟敷地内に安置され除幕されました。
 像の制作者は西伊豆町仁科出身の彫刻家・堤達男さんです。

 静岡国体は初めての国体地方開催、開催県優勝を飾りました。静岡県に国体を誘致するために、齊藤さんは昭和28年11月末に自らも静岡駅頭に立ち「国体誘致署名活動」を展開しました。2日間で約4万人の署名が寄せられ、国体の静岡開催の実現に結び付きました。
 この静岡国体では県カラーのオレンジのユニホームを着た静岡県勢が大活躍してとても目立ったので、スポーツ評論家の川本信正さんは「オレンジ旋風」と名付けました。

 昭和23年に創設された大昭和製紙の陸上競技部は、その後多くのオリンピック選手を生み出すなど日本の陸上競技の発展に大いに貢献しました。

下郷 二三男

2012年11月20日火曜日

沼津御用邸記念公園:指定管理者決まる


沼津御用邸記念公園
指定管理者に呉竹荘選定
 沼津市は19日までに、同市下香貫の沼津御用邸記念公園の指定管理者候補として、ホテルチェーンなどを展開する呉竹荘(浜松市中区、山下智司社長)を選定した。市議会11月定例会の議決を経て、正式に決定する。
 2者から応募があり、ブライダル事業などに実績がある同社が選ばれた。指定期間は201341日から3年間。市の担当者は選定理由について「御用邸を会場にした結婚式の演出や飲食スペースの充実など、民間のノウハウと施設の環境を生かした事業展開に期待できる」と説明した。
 同公園は06年度から市振興公社が指定管理者として管理運営してきたが、入園者数の減少や赤字運営が問題になっていた。昨年の市の事業仕分けでは、指定管理の在り方が「要改善」と判定され、民間委託による集客力の向上や経費削減が求められていた。
《静新平成241120()朝刊》


 26日から定例会 沼津市議会
 沼津市議会議会運営委員会は19日、11月定例会の日程を26日から1217日までの22日間と決めた。こども医療費助成事業費(19400万円)や自立支援介護・訓練等給付費(26600万円)など計137400万円を追加する一般会計補正予算案など28件が提出される。一般質問は1246日に行い、19氏が登壇する予定。
《静新平成241120()朝刊》

2012年11月6日火曜日

「市議会が中間提言書」


「市議会が中間提言書」
西武沼津店閉店対策
 市長に提出 検討組織設置も要望

 来年1月末に西武沼津店が閉店するのを前に、沼津市議会の城内務議長は5日、市の中心市街地の活性化に関する中間提言書を市役所で栗原裕康市長に提出した。同店の地権者らの意思決定を市が支援するとともに、各方面の専門家による検討組織を立ち上げるよう求めた。
 提言は本館、新館からなる同店のうち、複数の地権者がいる新館の跡地利用を主軸にした。緊急的対策、短期的対策、長期的対策、今後の取り組み姿勢ーの4項目でまとめた。
 緊急的対策では、地権者の円滑な意思決定のために外部コーディネーター導入などのサポートを市に求めた。短期的対策では医療・福祉・教育関連のテナント導入や、市役所機能の一部移転、科学館の開設などを検討するよう提案した。
 栗原市長は「公共の施設を入れれば費用負担の問題が生じるなど、短期的には幾つかの課題がある。中長期の方向性を含め、庁内の委員会で提言内容を検討する」と述べた。
 セブン&アイ・ホールディングスが西武沼津店の閉店を決めた6月以降、同市議会は総務経済委員会を中心に関係者の意見聴
取、視察、地権者との意見交換などをしてきた。
《静新平成24116()朝刊》