2019年6月21日金曜日

建設水道文教産業委員会連合審査会(2019年6月21日)

建設水道文教産業委員会連合審査会
令和1年6月21日(金)
委員会室
報告事項「都市計画道路沼津南一色線道路設計等に関する基本計画について」



↓審査会当日配布資料



↓静岡新聞6月22日朝刊記事

道路設計デザインコンペ
沼津市、高尾山古墳と一体
沼津市は21日までに、古墳時代初期に造られたとされる高尾山古墳(同市東熊堂)周辺に整備する都市計画道路「沼津南一色線」の道路設計について、土木工事では珍しい「デザインコンペ」を採用することに決めた。同日の市議会建設水道委員会文教産業委員会連合審査会で、道路設計に関する基本計画書を公表した。
沼津南一色線は国道1号と同246号を結び、東名、新東名高速道インターチェンジや中心市街地へのアクセスを担う4車線道路。市は2017年、西側2車線がトンネルで古墳の真下を通過し、東側2車線は橋を架けるという整備方針を決定している。
市は道路と古墳の一体的な景観形成を図るというコンセプトを実現するため、具体的な整備イメージについて提案を受けるデザインコンペが最適だと判断した。事業者に安全性や円滑性の高い道路構造だけでなく、古墳の保存、利活用に配慮したアイデアを求める。
市は7月に募集要項を発表する。来年3月に最優秀提案を決定し、22年以降に工事に着手する。
高尾山古墳は全長約60㍍の前方後方墳で、東日本で最百級、最大級とされる。当初は墳丘を取り壊す方針だったが、保存活用を求める声が高まり、道路整備との両立が決まった。
(東部総局・山下奈津美)
【静新令和1年6月22日(土)朝刊】

↓沼朝6月26日記事

都計道路デザイン来年3月までに
高尾山古墳保存問題で市議会連合審査会
 高尾山古墳の保存問題に関して21日、市議会建設水道委員会と文教産業委員会による連合審査会が開かれた。古墳との両立方針が打ち出されている都市計画道路沼津南一色線の道路設計基本計画が市当局から報告され、道路のデザインを来年3月までに決定するスケジュールが示された。
 報告された基本計画によると、古墳保存と道路整備を両立させるために採用された2車線トンネル・2車線橋梁方式による沼津南一色線の建設のために、デザインイメージを設計竸技(デザインコンペ)方式で募り、その中から最も優れた案を選ぶ。
 市の説明によると、選考は専門家で構成される設計競技実施委員会によって行われ、1次評価と2次評価を経て来年3月上旬に最優秀案が公表されるという。
 このほか基本計画では、最優秀案採用後、2021年度までに道路の設計を終え、その次年度から工事に着手して2028年度に道路供用とする工程を明記。道路整備に併せて行われる古墳整備としては、これ以上の現状変更を行わないことや、築造時の状態に復元するため墳丘部に盛り土を行うことなどが示された。
 基本計画に対しては一部委員から質問が出た。
 江本浩二委員(文教産業、未釆の風)は、古墳を国指定文化財とするための手続きの状況を尋ねた。これに対して市当局は、道路の設計が固まってから手続きを開始すると答弁した。
 川口三男委員(建設水道、共産党市議団)は、現状における古墳の風化防止策や、古墳案内看板の改善の意向について尋ねた。市当局は、古墳を保護シートで覆っていることを説明し理解を求めた。看板については「できる範囲で対応したい」と応じた。
 ◇
 基本計画には、沼津南一色線や高尾山古墳に対する評価も記されている。
 沼津南一色線については、市内北部の交通ネットワーク機能を改善するものと見なし、南北都市軸を強化するものであると規定。
 高尾山古墳については「畿内に統 的王権が成立する前に、東国でも独自に古墳時代へ移行しつつあったことを示すものとして、考古学上重要な遺跡である」と定義するほか、「日本における古墳時代初頭の社会的背景について、改めて見直す契機となった考古学的価値の高い高尾山古墳の発見は、沼津市にとっても貴重な歴史資源として認識しているものであり、地域資源の
中核をなすものとしても次世代へ受け継いでいくべきものである」とも記述されている。
【沼朝2019年(令和1年)6月26日(水曜日)号】

2019年6月18日火曜日

 鉄道高架用地取得90% 沼津市


 鉄道高架用地取得90% 沼津市
 沼津市の頼重秀一市長は17日の市議会6月定例会一般質問で、JR沼津駅付近鉄道高架事業の前提となる貨物ターミナル移転用地(同市原地区)の取得率が90%になったと報告した。新たに4人との交渉が成立した。
 残りの地権者は14人で、未買収地は9290平万㍍になった。県、市が20181011月に土地収用法35条に基づく立ち入り調査を実施して以降、13人が契約を結んだ。
 平野明文沼津駅周辺整備部長は関連答弁で、土地を提供する地権者が譲渡所得から5千万円の税控除を受けられる期限について「早い人は6月末、最後の人は8月中旬まで(に売買契約が必要)」と明らかにした。ただ、適用期限が過ぎても任意交渉は続けていくという。
 市は、920日が期限になっている県収用委員会への裁決申請に向け準備を進めている。市は62128日までの間の4日間で、地権者に対し、申請に必要な土地調書と物件調書に署名押印を求める手続きを実施する。
【静新令和1618日(火)朝刊】

2019年6月15日土曜日

深掘隆介展 平成しんちう屋~行商編~ 2019年7月6日(土)~9月1日(日)佐野美術館


深掘隆介展
平成しんちう屋~行商編~
 201976日(土)91日(日)
開館時間 10時~17(入館の受付は1630分まで)
休館日 木曜日(8113創立者・俄野隆一翁生誕日、815日は三嶋大祭り期聞のなめ開館)
入館料一般・大学生1000(750)小・中・高校生500(400)
※())内は75日までの前売ウ料金(佐野美術館での取扱いは72日まで)
81()は入館無料(創立者・佐野瞳一翁生誕日)
来毎週土曜日は小中学生無料楽821()1割引(県民の日)
15名以上の団体は各2割引
主催/佐野美術館、三島市、三島市教育委員会、NHKブラネ7ト中部.静岡第一テレビ
後援/静岡県教育委員会、NHK瀞岡放送局
助成/医療法人社団清風会芹沢病院
協賛/ターナー色彩株式会社.伊豆箱根鉄道採式会社
出品協力/株式会社そごう・西武
企画協力/刈谷市美術館




魚の持つ神秘性に魅了され、飼作を続ける深堀隆介。
深堀は透明樹脂にアクリル絵具で金魚を描くという斬薪な手法で注目を集める若手の現代美術家です.
愛知県立芸術大学を卒業後、ディスプレイ会社に勤務するも退職。本格的に創作活動を開始し、絵画と立体を並行して様々な作品を制作していきます箔しかし、次第に自分が何をすべきか悩み自信を失いかけていた頃、金魚を描くきっかけとなる転機が訪れますコ7年間放椴していた水槽で生き続ける金魚の存在。その美しさに気づき衝動を覚えたのです。金魚に救われたこの出来事を「金魚救い」と呼び.その後、金魚に自身を重ね、表現を追究してきました。
極めて独創的な深堀の技法は、器の中に樹脂を流し込み、その表面にアクリル絵具で金魚を部分的に描きますコさらにその上から樹脂を流し込み重ねて描く。その作業を繰り返すことによう、絵が重な夢合い、描かれた金魚がまるで生きているかのように圧倒的な立体感をもって観るものに迫ります。その生き生きとしたリア里畜は平面である絵画作品と立体作品の境界に揺さぶりをかける革命的絵画-x.58Painting--と言えるでしょう。
こうした一連の金魚作品は国内はもとよりA7や世界的に高い評旧価を受け、近年ではライブペイン一賓ングやインスタレーションにも力を入れ、ますます表現の幅を広げています。
本展では、初期の立体作品から最新作インスタレーション《平成しんちう屋》を含む代表作約200点により、深堀隆介の創作世界を紹介します。