2019年3月30日土曜日

190320カナサシレコード店閉店







三島の「カネサシ」あす閉店
街のレコード店に幕
創業117年「時代の流れ」
 
三島市一番町のレコード店「カネサシ」が31日で閉店する。時計店に始まり、戦争や不況など時代の荒波を乗り越えて積み重ねた117年間。近年はインターネット通販や音楽配信の普及で経営も厳しく、店主の金刺勝さん(76)は「元気なうちに閉めたい」と地域と歩んだ店の歴史に幕を下ろす。
 JR三島駅から南へ数百㍍にある商店街の一角。音楽のポスターが張られた店内には、レコードやカセット、CDが所狭しと並ぶ。約50年前に両親の後を継いだ金刺さんと妻の及子さん(73)が、二人三脚で店を守り続けてきた。
 祖父伝之丞さんが、旧大仁町(現伊豆の国市)で時計店を創業したのは1902年。10年後に移転した沼津市追手町で店の規模を広げ、農機具や蓄音機も扱った。45年に沼津大空襲で店が焼失すると、翌年にはレコード専門店として再スタートを切った。70年からは三島店も開業した。
 ビートルズやカーペンターズ、ピンクレディー…。レコード全盛の7080年代には、店の売り上げもピークに。ヒット曲が次々と生まれ、同じレコードが1日に1020枚と飛ぶように売れた。ビデオレンタルや貸しホール業も展開し、年商は1億円を超えた。
 しかし、90年代に入ると空気が一変。レンタルCD店の台頭により客足が減り、2003年には沼津店を閉めた。その後は音楽配信やネット通販が普及し、最近の売り上げはピーク時の約20分の1。まだ続けられるとの思いもあったが、今年2月に閉店を決意した。
 閉店の知らせを聞き、最近は県内外から店を訪れるなじみの客もいるという。勝さんは「正直さみしいが、これも時代流れ。お客さんのおかげで50年以上続けてこられた」と感謝した。(三島支局・仲瀬駿介)

【静新平成31330()朝刊】

三島の「カネサシ」あす閉店


三島の「カネサシ」あす閉店
街のレコード店に幕
創業117年「時代の流れ」
 
三島市一番町のレコード店「カネサシ」が31日で閉店する。時計店に始まり、戦争や不況など時代の荒波を乗り越えて積み重ねた117年間。近年はインターネット通販や音楽配信の普及で経営も厳しく、店主の金刺勝さん(76)は「元気なうちに閉めたい」と地域と歩んだ店の歴史に幕を下ろす。
 JR三島駅から南へ数百㍍にある商店街の一角。音楽のポスターが張られた店内には、レコードやカセット、CDが所狭しと並ぶ。約50年前に両親の後を継いだ金刺さんと妻の及子さん(73)が、二人三脚で店を守り続けてきた。
 祖父伝之丞さんが、旧大仁町(現伊豆の国市)で時計店を創業したのは1902年。10年後に移転した沼津市追手町で店の規模を広げ、農機具や蓄音機も扱った。45年に沼津大空襲で店が焼失すると、翌年にはレコード専門店として再スタートを切った。70年からは三島店も開業した。
 ビートルズやカーペンターズ、ピンクレディー…。レコード全盛の7080年代には、店の売り上げもピークに。ヒット曲が次々と生まれ、同じレコードが1日に1020枚と飛ぶように売れた。ビデオレンタルや貸しホール業も展開し、年商は1億円を超えた。
 しかし、90年代に入ると空気が一変。レンタルCD店の台頭により客足が減り、2003年には沼津店を閉めた。その後は音楽配信やネット通販が普及し、最近の売り上げはピーク時の約20分の1。まだ続けられるとの思いもあったが、今年2月に閉店を決意した。
 閉店の知らせを聞き、最近は県内外から店を訪れるなじみの客もいるという。勝さんは「正直さみしいが、これも時代流れ。お客さんのおかげで50年以上続けてこられた」と感謝した。(三島支局・仲瀬駿介)
【静新平成31330()朝刊】

都内企業が「桂川」買収


都内企業が「桂川」買収
伊豆修善寺の主要ホテル
 
ホテル運営などを手掛ける共立メンテナンス(東京都)が、伊豆市修善寺のホテル「桂川」を買収し、4月から所有することが29日までの関係者への取材で分かった。95の客室を有する同ホテルは修善寺温泉を代表する宿泊施設の一つ。
 同ホテルは桂川(伊豆市、小森泰信代表取締役)が経営している。関係者によると、共立メンテナンスと桂川はすでに売買契約を締結済みで、桂川による経営は今月末までとなるという。共立による営業開始は秋ごろになるもよう。
 桂川は他に伊豆市修善寺で宿泊施設兼飲食施設「花小道」、伊豆の国市古奈でホテル「彩峰」を経営。関係者によると、「彩峰」も他の旅館が運営する方向で話が進んでいる。「花小道」は飲食施設のみ引き続き桂川が経営する。小森代表取締役は2006年から務める伊豆市観光協会長も5月の総会で退任する見通し。
 共立メンテナンスは06年から同市修善寺の老舗旅館「菊屋」を賃貸借契約により運営。同社は菊屋の西側にあった水月ホテル跡地を活用した菊屋の拡張計画も進めている。
【静新平成31330()朝刊】

2019年3月24日日曜日

虚構と現実 仙石規





虚構と現実 仙石規
 水の都ヴェネツィアで、悲鳴が上がっています。千年以上にもわたり徒弟制で守り続けた伝統芸術のヴェネツィアン・グラスが滅亡の危機に瀕しているのです。
 製作法を盗用されないようにと、職人たちが小島ブラーノに幽閉状態にされていた時代までありました。それが、コンピューター技術を駆使した立体製作機で容易(たやす)くコピーされるようになり、中国などから本物そっくりのガラス製品が、安価で流入しているのです。
 アニメや映画も、コンピューター処理で現実と違わない映像を再現できるようになっているのは周知のことかと存じます。
 虚構の世界の景色やアニメーションの人物に熱狂する人たちは増えるばかりです。生身の相手に恋することを不安に感じ、虚構の世界の異性たちに情熱を傾ける若者は、欧州では、あまり見かけません」
 「日本の若者は、どうして魂がないアニメのキャラクターに熱中して、グッズを集めたりするの?よほど時間とお金に余裕があるのね、もったいない」と難民支援ボランティアの人が嘆いていました。
 そうです、魂のないものに熱狂して何になるのでしょうか?魂を宿し生きてゆくものこそを大切にして、愛したり助け合ったりしてゆくことが、人間としての務めではないでしょうか?
 自然のもの、生けるものは、みな歳月と共に衰えて、老いてゆきます。虚構のものは老化する心配はありませんが、「心」がありません。「心」は、衰えることはあっても死を迎えるまで輝かせることが可能です。
 現実を昇華させて、輝かしい虚構に変換することが「芸術」なのでしょう。音楽・文学・美術は、時を超えて接する人々の魂を揺さぶるのです。
 二十一世紀は、お金と情報が氾濫するばかりの時代となってきているようです。命を粗末に扱い、汗と涙で造り出したものが、機械で乱造されてしまう世の中です。誰もがスマートフォンなどで容易く情報を手に入れられますが、その情報が嘘(フェイク)なのか真実(ファクト)かの区別がつかない青少年や老人は、詐欺や犯罪に巻き込まれてゆくばかりです。
 虚構と現寒を見極めることが、いま我々にとって最も大切なことではないでしょうか?
 最後に一言。大型ショッピングモールが出来ることや、沼津駅付近の鉄道高架化を実現させることが、沼津全体を元気にするなどといった妄想は止めましょう。春の宵の夢のような、はかないものに惑わされてはなりません。嵐が待っていますよ!
(市場町)
【沼朝平成31324()「言いたいほうだい」】

2019年3月20日水曜日

沼津 商業地が軒並み下落 秋、以降もっと下がるでしょう。



商業地が軒並み下落 沼津
沼津市 住宅地は15%下落。下げ幅は前年より01?小さいが、下落傾向が続く。商業地も全地点で下がった。2018年に三島市に抜かれた最高価格地点は16%下がり、価格差が広がった。人口減やJR沼津駅付近鉄道高架事業の先行きの不透明さが影響しているとみられる。
東椎路周辺は、大型商業施設「ららぽーと沼津」の10月開業後の渋滞への懸念から動きが少ない。大岡、岡宮など人気の住宅地はほぼ横ばい。岡宮では11万~13万円の取引事例がある。
「道の駅」構想がある原・浮島地区は堅調。原町中や西添町で7万~8万円。
【静新平成31320()朝刊「公示地価格一覧」】




2019年3月15日金曜日

沼津市人事異動(平成31年3月15日静新朝刊)


企画部長に尾和氏
沼津市人事異動 産業振興部長は湯川氏
 沼津市は14日、41日付の人事異動を内示した。異動規模は前年度比56%増の869人。部長級8人を含め定年退職を迎える管理職が多く、係長級以上の異動規模は前年度比346%増の214人に膨らんだ。企画部長には人事、企画など幅広い経験を持つ尾和富美代市民福祉部長が就き、産業振興部長に湯川真由美同部観光戦略課長が昇格する。女性部長は過去最大の3人で、係長級以上の女性登用率は306%と前年度比05㌽上昇した。
 組織改正では特殊詐欺被害の防止などを目的に「生活安心課」を新設。幼児教育・保育の無償化や東京五輪・パラリンピックに備え各担当課の体制強化を図る。新たに国土交通省、総務省消防庁、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会などに職員を派遣する。
 【部長級】企画部長(市民福祉部長)尾和富美代▽財務部長(水道部長)原靖▽水道部長(監査委員事務局長)柴田章義▽監査委員事務局長(生活環境部長)天野明義▽危機管理監(沼津駅周辺整備部長)田中洋行▽市民福祉部長(企画部人事課長)後藤鉄也▽産業振興部長(産業振興部観光戦略課長)湯川真由美▽生活環境部長兼クリーンセンター所長(企画部地域自治課長)山崎真由美▽都市計画部長(都市計画部次長兼まちづくり政策課長)松下藤彦▽沼津駅周辺整備部長(沼津駅周辺整備部推進課長)平野明文▽建設部長(建設部道路建設課長)村上浩昭▽市立病院事務局長(企画部政策企画課長兼移住定住相談室長)土屋剛彦▽議会事務局長(財務部総務課長)杉山康
【次長級】
会計管理者兼出納事務局長(財務部税務部長)山崎賢一▽婁嵯税躁長財務部税務部長(財務部市民税課長)山田重正▽市民福祉部福祉事務所長(市民福祉部福祉事務所子育て支援課長)山本貴史
【課長級】
企画部政策企画課長兼移住定住相談室長(企画部市長戦略室長)沼上義文▽地域自治課長(市民福祉部福祉事務所社会福祉課長)新井敏明▽人事課長(企画部広報広聴課長)加藤忠彦▽財務部総務課長(市立病院事務局病院管理課長兼市立病院経営改善室長)岩瀬宗一▽資産税課長(市立病院事務局医事課長)遠藤明男▽市民福祉部福祉事務所社会福祉課長(企画部情報システム課長)岩崎貴寿▽福祉事務所長寿福祉課長(福祉事務所長寿福祉課長兼基幹型地域包括支援センター所長)土屋仁志▽福祉事務所介護保険課長(都市計画部香陵公園周辺整備室長)原康久▽産業振興部観光戦略課長(産業振興部観光戦略課副参事)工藤英雄▽スポーツ交流推進課長(スポーツ交流推進室長)鈴木章宏▽生活環境部クリーンセンター管理課長(生活環境部クリーンセンター収集課長新井和彦▽クリーンセンター収集課長(ごみ対策推進課長)森山誠▽都市計画部まちづくり政策課長(都市計画部市街地整備課長)真野正美▽香陵公園周辺整備室長(市民福祉部福祉事務所介護保険課長)滝口真一▽沼津駅周辺整備部推進課長(沼津駅周辺整備部沼津駅周辺区画整理事務所長)大島秀文▽沼津駅周辺区画整理事務所長(都市計画部岡宮北区画整理事務所長)滝山茂▽建築部道路建設課長(都市建築部緑地公園課長)杉山泰彦▽建設部住宅営繕課長(都市計画部香陵公園周辺整備室副参事兼室長補佐)田保渉▽水道部下水道整備課長(建設部河川課長)橋本大介▽工事検査課長(水道部下水道整備課長)石和田芳和▽教育委員会事務局文化振興課長(教育委員会事務局文化振興課長兼戸田造船郷土資料博物館兼都市計画部香陵公園周辺整備室副参事)原将史▽生涯学習課長兼ゆめとびら舟山所長(生涯学習課長兼勤労青少年ホーム館長兼ゆめとびら舟山所長兼都市計画部香陵公園周辺整備室副参事兼室副参事)高橋義久▽スポーツ振興課長兼副参事=新市民体育館建設準備担当=兼勤労者体育センター所長(スポーツ振興課長兼兼勤労者体育センター所長兼都市計画部香陵公園周辺整備室副参事)山岡慶博▽教育委員会図書館事務長(財務部資産税課長)勝又恵三▽企画部広報広聴課長(企画部政策企画課長補佐)山田晃良▽生活安心課長兼市民相談センター所長兼消費生活センター所長(広報広聴課市民相談センター所長兼消費生活センター所長)朝倉晴美▽情報システム課長(情報システム課課補佐兼オープンデータ利活用推進係長)真野豊聡▽財務部市民税課長(財務部市民税課課長補佐)山田志乃▽市民福祉部福祉事務所子育て支援課長(企画部政策企画課秘書室長)矢田隆之▽都而計画部まちづくり指導課長(都市計画部まちづくり指導課課長補佐)北條勝久▽緑地公園課長(都市計画部香陵公園周辺整備室副参事補佐)木村正人▽都市計画部岡宮北区画整理事務所長(建設部河川課課長補佐)福岡知己▽建設部河川課長(水道部下水道整備課長補佐)河野浩▽道路管理課長(都市計画部岡宮北区画整理事務所長補佐)長嶋晃令▽市立病院事務局医病院管理課長兼市立病院経営改善室長(市立病院事務局病院管理課課長補佐)藤井義昭▽医事課長(市民福祉部福祉事務所社会福祉課長補兼査察指導主事)高橋祐美子▽病院施設課長(財務部財政課課長補佐)林敬博▽危機管理課副参事兼広域消防連携室長(企画部主幹)石川芳之▽教育委員会市立高校事務長(教育委員会事務局生涯学習課課長補佐)大沼政彦
【静新平成31315()朝刊】

2019年3月11日月曜日

中部横断自動車道今日開通「新清水JCT~富沢IC・下部温泉早川IC~六郷IC」

平成31年3月10日
新清水JCT~富沢IC・下部温泉早川IC~六郷IC開通
画像=静新平成31年3月10日(日)朝刊