2018年11月25日日曜日

地区の歴史年表や宝100選の写真など 第一地区コミュニティ祭で労作展示(沼朝平成30年11月25日号記事)


地区の歴史年表や宝100選の写真など
第一地区コミュニティ祭で労作展示
 第一地区で十八日、コミュニティ祭が開催され、一小体育館で演芸の部、地区センターでの展示の部など多くの催しが行われた。
 演芸の部では、サークル活動の発表等と共に「第一小学校和太鼓クラブ」が演奏した。
 同校では、今年、創立百五十年を迎えるのを前に、記念事業として黛敏郎氏作曲による沼津太鼓のオリジナル曲を復活させようと同クラブが結成され、沼津太鼓を知る地元の加藤武夫さんの指導を受けて練習を続け、組曲の一部をマスター。創立記念式典で披露したのに続く演奏となったが、児童達は腕を上げたと評判だった。
 一方、展示においては、「沼津黌(ぬまづこう)校区歴史探索コーナー」として、同地区コミュニティ推進委員会が三年間かけて作成した同地区の歴史年表を展示。
 作製にかかわった長谷川徹さんによれば、膨大な資料を基に委員らが検討を重ね、絞り込んだ内容を年表にしたという。幕末から平成までの市中心部の歴史が、貴重な写真や絵と共に展示されている。
 また同時に、地区の名所旧跡を辿るコースを地図にした「歴史探索町歩きマップ」、各町の歴史や当時の貴重な写真、地域の重鎮からの話をA4判表裏に掲載した「ふるさと沼津第一」全十三号も紹介された。
 三年間を費やした成果が表れた同日の展示に、「懐がしい」といった年配の人達や「初めて知った」と興味深く見入る若い夫妻など足を止める人の姿が多く見られ、長谷川さんは「子どもと親に自分の地区を歩いてみてほしい。年表になったのはほんの一部だが、そのためにと作成した資料は次の世代の人に残したい」と話した。
 さらに隣には「沼津の宝一〇〇選」の写真コーナー。市の認定制度でマスターとして認定を受けた地元の奈良部通彦さんが一年余りをかけて撮った百カ所の写頁が並ぶ。中には一カ月間、毎日海岸に通って、やっと撮影に成功したという見事なダルマタ日も。
 写頁を見ていた親子連れは、「これから遊びに行ってみたいと思う場所がたくさんある」と話していた。このほか、趣味の作品展示や、かぼちゃアートの体験、茶会、囲碁・将棋コーナーなど多彩な催しが行われ、多くの人でにぎわった。
【沼朝平成301125()号】

2018年11月22日木曜日

第二地区センター完成、後は開館式を待つばかり!

平成30年11月22日(木)いつもの散歩で千本公園入り口を散策すると、
第二地区センター建物完全完成、後は開会式を待つばかり!


2018年11月21日水曜日

第172回高尾山祭典(沼津市東熊堂)



沼津に冬の訪れ伝える
2425日、東熊堂高尾山の祭曲
 五穀豊穣、商売繁盛などの御利益を願う東熊堂高尾山の祭典が、二十四日午前十時から二十五日午後二時ごろまで開かれる。
 沼津に冬の訪れを告げる祭典として知られ、毎年、四万人程の参拝者が訪れ、境内や周辺道路には二百以上の熊手や、お宝などの露店が立ち並び、夜通しの開催ということで深夜には飲食店関係の参拝者でにぎわいを見せる。
 今年で一七二回を迎える祭典は、二十四日午前十時から穂見神社前で式典。関係者のあいさつに続き、神事、巫女による舞いの奉納、玉串拝礼。
 巫女による舞いは午後七時から鳥居横の特設舞台で「豊栄の舞」「浦安の舞」を奉納。
 総勢四十人の子どもしゃぎりの演奏が二十四日午後二時から五時と六時半から八時。二十五日は午前九時から正午まで休息をはさみながら、にぎやかに繰り広げられる。
 祈祷は熊野神社拝殿で二十四日午前十一時からと二十五日午前九時からの二回。
 お札、御守、おみくじ、破魔矢などは二十四目午前十時から二十五日午後三時まで穂見神社と熊野神社の社務所で頒布する。古札のお祓いは二十五日正午ごろ。
 周辺道路は参拝者の安全確保のため交通規制が敷かれる。臨時駐車場を金岡小グラウンドに設け、二十四日午後二時から翌日正午まで有料開放。ただし、雨天時は使えない。
 今年は二十五日、百六十人程の金岡中生により早朝クリーン作戦が行われる。
【沼朝平成301121()号】

2018年11月17日土曜日

高校改編で県教委から説明聴く 沼津高女・西高の杜蔭同窓会


高校改編で県教委から説明聴く
沼津高女・西高の杜蔭同窓会
 沼津高等女学校と西高の杜蔭同窓会(加藤啓子会長)は十四日、「改編にかかわる説明会」をサンウェルぬまづで開いた=写真。県教委が今年三月に策定した「ふじのくに魅力ある学校づくり推進計画」で、新構想高等学校として西高と城北高を統合改編するとしていることについて、県教委高校教育課から説明を受け、情報を共有する機会にしようと開かれたもので、同窓会員のほか学校近隣の住民など関係者も出席した。

 はじめに県教委担当者が、西高の普通科と芸術科、城北高普通科を統合し、二〇二七年度に開校したいとの基本方向を示した上で、「設置場所や教育内容はまだ決まっていない」とした。
 五年先でも社会情勢が大きく変化する可能性がある時代の中、開校予定の五年前から関係者に改編に関する需要を聴くなどして決めるという。
 また、新たな高校を建設する敷地は二二年度までに選定し、二三年度からは専門の準備委員会を設けて学科や規模など、開校二年前から校名、校歌、制服などの検討に入る予定を示した。
 県教委担当者は、県内の高校生数がピークだった一九八九年から半数程になり、出生数も減少傾向が続いていることから改編に踏み切ったことを説明。「(改編される高校は)今までの伝統を引き継ぐためには、ある程度の規模が必要になる」とした。
 県教委側からの説明の後、質疑応答に移ると、出席者から「西高が対象になった経緯を聴きたい」と質問が出た。
 県教委担当者は、有識者や産業界代表、中学校代表などを委員とする県立高等学校第三次長期計画検討委員会で、ふじのくに魅力ある学校づくり推進計画案を策定し、これに対して昨年十一月から十二月にかけて県民から意見募集を行い、策定に至った経過を話した。
 県立高と私立高が競合する中で、普通科高校の再編が望ましいとの考えで、検討委では学校の適正規模を一学年六から八クラスとし、四クラス以下になった場合には教育の質の維持の観点で再編を考えるべきだという意見が出されたという。
 西高は現在、六クラスあるが、今後四クラス以下に落ち込む可能性が高いということで城北高との改編対象になった。
 この背景には少子化だけでなく、高校の授業料について、既に無償化されている公立高に加え二〇年度から私立高でも一部無償化されるため、この点での公立高の優位性が減退して私学志向が強まるとの見方もあり、公立高に「魅力ある学校にしていく必要」が出てきた。
 出席者からは両高の生徒数の今後の予測数を尋ねる質問があったが、県教委担当者は「具体的に何年に何クラスになるかまでは計算していない」と答えた。
 基本的には中学校卒業者数から公立高の募集定員を決めているので、中卒者数が減少すると募集定員を減らさざるを得ないという。
 こうした県教委側の説明に対して出席者からは、「景気が悪くなると全ての会社が悪くなるかというと、そうではない。(だから、中卒者数が減ったからといって西高進学希望者が減るということには必ずしもならないのであって)西高のことを、どこまで調べたのか」、また別の出席者から「統廃合の根拠が希薄なのではないか」、さらに「地元が何を必要としているか、再編ありきではなく、地元、高校のOBにも分かる形で進めていただきたい」と、異論や疑問が相次いだ。
 しかし、これらに対して県教委側からは具体的な回答がなく、西高が再編の対象となった理由については、県教委側が年明けに今回のような場で説明することになった。
 また、県教委担当者が「最優先で考えたのが教育の質の確保」だとしたが、出席者は「西高の卒業生というだけで社会的に認められるという、百年にわたって積んでこられた学校の歴史がある。その、卒業生が積み上げてきたものは社会的に無形の財産だ。社会的信用というものは簡単にできるものではない。これに何の配慮もされないことは悲しい」などと主張。
 県教委担当者は「両校の伝統を引き継ぐ形の新しい学校に出来たらなと思うので協刀してほしい」とすると、別の出席者からは「西高の存続は、もう議論にならないということか」と質問。
 これについて担当者は、この質問者への回答ということではなかったが、議論にならないことを示唆。「新たな高校をつくる上での意見を出してほしい」と要望した。
 別の出席者は「環境問題を考えると、二校とも壊して造るとか、あるいは一校を壊して造るというのではなく、今あるものを活用する方法を選んだ方がいいのではないか」とした。
 これについて県教委担当者は「選択肢としては、どちらかの学校をベースにして新しく造るか、まったく新しい土地に造るかだが、まだ決まっていない」とし、改めて「敷地選定には苦労すると思うので、可能な限り(スケジュールを)前倒しで敷地選定に入っていきたい」とした。
 また、「二一七年度の開校は動かないか」という質問に対しては「二七度開校を目途にしている。土地が決まらなければ開校が遅れる可能性もある」と答えた。
 別の出席者は「沼津市内には(私立高を含め)十一の高校(公立五校、私立六校)がある。公立高に、それだけの魅力がなかったことの証ではないか。これだけの高校が沼津市にあることが何十年も続いてきたことに関心がなかったことが残念だ。どこに教育の基本があるのかから考えてほしい。従来の教育目標を追従するような高校は絶対につくってほしくない。今、すごいパワーを持った高校生達が(全国の色々な分野で)出てきている。この数年(間の変化)は大きい」と指摘。
 さらに、この質問者は、沼津駅付近に広大な土地を探すことは難しく、三島駅近くにある高校と比べて見劣りする点や、新たな高校は公立高校の存在意味から考える必要があると述べた。
 この後、県教委担当者は、沼津市のまちづくりや小中学校再編を所管する課とも連携しながら計画を進めることを話し、西高が選ばれた経緯については「次回までに説明できるよう用意したいと思う」とした。
【沼朝平成301117()号】

2018年11月15日木曜日

181115御成橋土木遺産認定

御成橋と宇津ノ谷隧道群 土木遺産に認定


御成橋と宇津ノ谷隧道群
土木遺産に認定 保存状態や活用評価
 県と静岡市は14日までに、土木学会選奨の本年度の「土木遺産」に県内から御成橋(沼津市)と宇津ノ谷隧道(ずいどう)(静岡市・藤枝市)が認定されたと発表した。県内の認定は計8件になった。17日に名古屋市で認定証の授与式が行われる。
 土木遺産は幕末から昭和初期に完成した近代土木遺産の保存やまちづくりへの活用を目的に、土木学会が認定している。本年度は全国で24件が認定された。
 御成橋は昭和初期に架橋されたアーチ橋。第2次大戦の空襲や台風災害に耐え、地域に愛されていると評価された。
宇津ノ谷隧道群は明治、大正、昭和の各時代に建設されたトンネルが通行可能な状態で存在していることが評価を得た。
【静新平成301115()朝刊】

2018年11月9日金曜日

沼津の鉄道高架 土地収用手続きへ


沼津の鉄道高架
土地収用手続きへ 市の将来像具体化急務
 JR沼津駅付近鉄道高架事業を巡り、高架化の前提となる貨物ターミナル移転用地(沼津市原地区)の取得に向けて、県と市が土地収用法に基づく手続きに着手し、土地の立ち入り調査が行われた。構想から30年余、事業認可から12年を迎える中、本体着工への動きが具体化する。県と市は事業完了への道筋を早急に示した上で、沼津駅周辺や市全体の将来像を市民を巻き込んだ形で議論し、まちづくりを具体化させる必要がある。
 沼津駅周辺のJR東海道線など計約53㌔を高架化し、現在の車両基地を片浜地区に、貨物駅を原西部地区に移転する同事業。南北交通のボトルネック解消とともに鉄道跡地(56)や高架下などの利活用が可能になり、市は民間投資を含めて「駅前空間や中心街を大きく変えるチャンス」と捉える。事業進展を見据え、駅前の一部の土地を都市再生機構(UR)が取得。本年度から官民の関係者や有識者による「中心市街地まちづくり戦略会議」が発足する。
 ただ、高架化実現が中心部活性化に直結するわけではない。市は事業完了を念頭に、車ではなく歩行者らの利便性を重視した駅前空間の形成やまちなか居住の促進を構想する。今後も続く人口減少や高齢化に合致した持続可能な都市機能とは何なのかー。財政の長期的な見通しや公共施設の再配置なども考慮し、「商業地」という従来の発想を転換して中心市街地の在り方を考える姿勢も必要だろう。
 貨物夕ーミナルが整備される原地区も同様だ。事業に反対し、土地収用裁決の事前差し止めなどを求めて国、県などを相手取る裁判を継続する地権者がいる一方、容認姿勢の住民からは「貨物駅ができて終わりなのか。原地区の振興はどうなるのか」と今後を不安視する声が漏れる。
 事業推進を明言して4月に初当選した頼重秀一市長は原地区を中心とした市西部地域の物流拠点化構想を打ち出し、隣接する富士市との連携にも意欲的だ。24件という多数の地権者に対し法的手続きに踏み切った以上、事業への覚悟とともに原地区の将来像を積極的に語ってほしい。
 鉄道高架だけでも約787億円を投じる巨大事業が動き出す。財源に限りがある中、都市基盤整備を最大限に生かして中心市街地や原地区で新たな"沼津の顔"を見せることができるか。リーダーの手腕が間われる。(東部総局・中村綾子)
【静新平成30119()「解説・主張SHIZUOKA」】

「サザエさん」長谷川町子さん 戦後最初の作品発見






「サザエさん」長谷川町子さん
戦後最初の作品発見 描く喜び満ちあふれ
 人気漫画「サザエさん」の作者長谷川町子さん(192092)の、戦後最初の作品とみられる6こま漫画が見つかった。関係者は「戦意高揚を求められる状況から解放され、国民に寄り添い自由に描ける喜びが垣間見える。長谷川作品の分岐点だ」と評している。
 6こま漫画は、西日本新聞社(福岡市)459月に発行した雑誌「青年技師」に署名付きで掲載されたもの。「さあ!がんばらう」という表題で、少年2人が「タタカヒハツヒニオハッタ」と手を取り合って泣く場面から始まる。
 少年らはその後、衛生面を改善するためのごみ箱作りと、遊び場を整備するためのくい打ちを、気合を入れて競い合う。
 福岡市博物館の有馬学館長(73)が今年1月、同社で資料調杳市に掲載誌を見つけた。
 「815日の終戦日を描いたとみられる。少年らの変わり身が早いことから、新時代に向かって頑張ろうという兆しが見える」と語る。
 長谷川町子美術館(東京)の橋本野乃子学芸部長(54)は「終戦から翌月までに作品を掲載した媒体は出てきておらず、戦後第1作で間違いない。戦争が終わりほっとする純粋な感情が表れている」と指摘する。
 戦時中から学習誌などに短編漫画や挿絵を載せていた長谷川さんは、東京から現在の福岡市早良区へ1944年に疎開。西日本新聞社の絵画課で勤務し、終戦を迎えた。その後退社し、「サザエさん」の連載を福岡の新聞「夕刊フクニチ」で464月から始めた。
【静新平成30118日夕刊】

2018年11月4日日曜日

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沼津法人会第2ブロック視察見学会
「羽田クロノゲート・築地場外市場・鎌倉ハム」見学
平成30年11月3日(土)

2018年11月3日土曜日

中心街道路"遊び場"に 沼津、車両規制初の社会実験




中心街道路"遊び場"
沼津、車両規制初の社会実験
5日まで出店やイベント
 沼津市の沼津アーケード名店街で2日、車両交通を規制し歩行空間としての活用を考える社会実験「arcomichi(アルコミチ)」が始まった。5日まで飲食・雑貨ブースの出店や音楽イベントなどを予定している。
 中心市街地で「歩いて暮らせるまちづくり」を目指す初の取り組みで、市や同名店街などで構成する協議会が主催する。6日正午まで終日、同名店街の市道200㍍区間で交通規制を行い、周辺の交通量の影響や駐車場の利用状況、にぎわい創出効果などを調べる。
 路上には飲食や雑貨の店舗が並び、カフェスペースや芝生エリア、スケートボード場などが設けられた。オープニングイベントで頼重秀一市長が「多くの人に中心市街地のあり方を考えてほしい」と呼び掛け、近隣の園児らが早速、人工芝の上で寝転んだり、走ったりして遊んだ。
 協議会の水口隆太代表(町方町・通横町第一地区市街地再開発組合理事長)は「道路の"広場化"でどんな利用ができるか考えたい」と話した。3日にはトークイベントや映画上映が行われる。(東部総局・中村綾子)
【静新平成30113()朝刊】

社会実験アルコミチ始まる
アーケード名店街を歩行天に
 道路の新しい使い方を模索する社会実験「アルコミチ」が二日、アーケード名店街で始まり、六日正午まで南北道路の北側区間を北向き一方通行、南側区間で車両全面通行止めの交通規制=図参照=を行い、歩行者天国となった通りで五日まで
イベントが行われている。
 市とアーケード名店街の加盟店舗やオーナー、地元町方町自治会、まちづくり団体有志の協力で門沼津アーケード名店街歩行空間化実施協議会」を組織。町方町・通横町第一地区市街地再開発組合の水口隆太理事長が代表を務めている。
 この社会実験は、「歩いて暮らせるまちづくり」をキーワードに同協議会が企画。同名店街を歩行者天国にしてイベントを開く一方、中心市街地で初めて、二十四時間終日の交通規制を行うことによる影響を確認するのが目的。周辺道路の交通量や実施個所周辺の歩行者通行量を調査し、沿道駐車場利用者へのヒアリングも行い、課題を検証する。
 二日に開かれた開幕式では、水口代表が「次の世代に向け、新しい価値観によるまちづくり、コンパクトシティを具体化させるために、どのような空間利用ができるかを検証するのが目的」だと話し、頼重秀一市長が「中心市街地の商店街エリアで、どんなまちづくりを行うかを検証することに意義がある。多くの人に参加してもらい、中心市街地について考えてほしい」とあいさつ。
 引き続き始球式を行い、頼重市長が投げたボールを水口代表がキャッチ。永明保育園の年中・年長児がバルーンリリースを行って開幕を祝うと、園児達が芝生シートの上を走り回り、道路上に開設された「公園」を楽しんだ。
 アルコミチでは、道路の一部に芝生シートを敷いて子ども達や家族連れが遊んだり、休憩したりする公園を設けるとともに、テーブルと椅子、ハンモックを置いた「くつろぎスペース」を六日正午まで開設。また、初心者からプロまで幅広く楽しめるスケートボードパークも設置されている。
 五日までは飲食や雑貨の模擬店、新規起業者によるチャレンジショップなどが午前十時から午後九時までオープンし、商店街の各店舗も連携して営業する。
 きょう三日は午前十時半から一中吹奏楽部による演奏、午後一時からは自動車に好きな絵を描く子ども向けワークショップ、五時から「スキマCinema」による野外映画の上映会。
 四日は午前十時から午後九時まで音楽フェス「arcomichiMusicFes2018」。二十九組のミュージシャンがバンドや個人でライブを行い、十二団体が、それぞれにダンス。スケートボードパークでは正午からスケートボードコンテスト。
 町方町自治会の海野伸男会長は「アーケード名店街の若手経営者も企画に参加し、路上に並ぶ模擬店と連携して営業する。まちの将来を考えるとともに、若手起業家の空き店舗への出店を促す機会にもなれば」と期待を寄せる。
 水口代表は「今回の社会実験により、道路を二十四時間止めることによる交通への影響が小さければ、道路を一時的に交通規制した『歩行者天国』から、道路を恒常的に閉鎖する『歩行者空間』としての利用にもつながる。商店にとっては道路として使えなくなる不便さはあるが、公園として使うメリットがあり、再開発に向けた第一歩として取り組みたい」としている。
【沼朝平成30113()号】