2021年1月24日日曜日

「もっと知りたいぬまづのことぬまづの史跡ガイドブック」を刊行した  市文化財センター

 


 もっと知りたいぬまづのこと

 ガイドブックで史跡7カ所紹介

 市文化財センターは、市内の史跡7カ所について紹介するガイドブック「もっと知りたいぬまづのことぬまづの史跡ガイドブック」=写真=を刊行した。大きさはA4サイズ、18ページでオールカラー。

 掲載されているのは、興国寺城跡、長塚古墳、高尾山古墳、江浦横穴群、長浜城跡、井田松江古墳群、洋式帆船建造地跡。それぞれを見開きの2ページで解説し、発掘調査の様子や、出土遺物などについても紹介している。

 遠方への外出はできない今の時期、このガイドブックを片手に、市内の文化財を巡り、現地で歴史を体感してほしい、と同センター。

 志下の同センター(電話93515010)のほか、市役所7階の市教委文化振興課文化事業係(934-4812)、戸田造船郷土資料博物館(0558942384)3カ所で、1160円で頒布している。470部限定。希望する人は、訪れる前に残部があるか確認する。

 時間は、平日の午前8時半から午後515分。戸田造船郷土資料博物館については毎週水曜日と、祝日の翌日が休館で、開館時間は午前9時から午後4時半。

 なお、インターネットで「沼津の文化財」を検索すると、ほかにも様々な文化財についての詳しい案内が見られる。

【沼朝2021(令和3)124(日曜日)号】

2021年1月23日土曜日

柳下福蔵 県立工科短期大学校長予定者 【静新令和3年1月23日(土)朝刊「経済しずおか」】

 


柳下福蔵 県立工科短期大学校長予定者

「 やぎした。ふくぞう 200814年度、沼津工業高等専門学校長。15年度から同校名誉教授。静岡大大学院工学研究科修士課程修了。専門は生産工学、機械工作。神奈川県出身。74歳。」

 聞きたい 実習重視で技術者育成 4月開校の実学の府

 4月に静岡市清水区と沼津市にキャンパスを構える県立工科短期大学校は、グローバル化や科学技術の進展など環境の変化に対応できる実践的なリーダー育成を最重要視して理念やカリキュラムを設定した。地域産業界の期待や要望を踏まえて、実習重視の教育でものづくりの精鋭の輩出を目指す。

ー入学校の役割は。

 「本県を支える技術者の育成が第一。不可能を可能にする人材を育てたい。県内の中小企業に目を向けると、現場で非常に優秀な若手が活躍している。長期的な視点で人材を育て上げて、現場リーダーの自覚を持った後継者を持続的に送り出していく必要がある」

 ー教育の特徴は。

 「実習を通して、現場で求められている技術を習得できる。新しい設備を導入できたことが大きい。技能検定の取得を積極的に奨励していく。技能五輪は成果を確認する機会と位置付けたい。第1期生の合格者にはアジアからの留学生が複数いる。生まれ育った環境が異なる人との実習は間違いなく刺激的だ。良い効果が出るだろう」

 ー県内製造業の発展に必要な視点は。

 「次世代自動車へのシフトなど変化の波は大きいが、どのものづくり分野でも品質を追求する姿勢は不変だ。最終製品の品質は、部品を供給する中小企業の加工精度に大きく左右される。中小の技術力のレベルアップが、本県の製造業が持続的に発展していくために不可欠だ」

 ーどのような地域連携を展開していくか。

 「地元企業と連携した実務教育や在職者へのリカレント教育は非常に重要だと考えている。中小經営者の多くは必死になって、環境の変化への対応を急いでいる。学生には、トップの焦りや悩み、目指す理想像を肌で感じてもらえるだろう。個人的には、ライフワークとして中小の研究開発を学術面から支援して論文を発表してきた。今後もいろいろな角度から、県内中小の価値を発信していく」

 (聞き手=経済部・高林和徳)

【静新令和3123日(土)朝刊「経済しずおか」】

2021年1月18日月曜日

大自在 まるで映画を見ているような錯覚に陥った。

 


大自在

 まるで映画を見ているような錯覚に陥った。舞台は16日の米首都ワシントン。群衆が民主主義の砦(とりで)とも言える連邦議会議事堂を包囲し、乱入した▼議事堂内は次期大統領となるバイデン氏の当選を正式認定する手続きのさなか。"主役"の姿はそこになく、ホワイトハウスで襲撃の生中継をただ見続けていた、楽しんでいる様子だったと、後に米紙が報じている▼米下院は支持者をあおって議事堂を襲撃させたとしてトランプ大統領の罷免を求める弾劾訴追決議案を可決した。トランプ氏は襲撃当日、ホワイトハウス前で大規模集会を開き、支持者に議会へ向かうよう呼び掛けていた▼4年前、米社会の分断を背景に大統領選に勝利したトランプ氏。その際「分断の傷を癒やす時だ」と呼び掛けた演説とは裏腹に、分断を促すような根拠のない言動、SNSを使った一方的なメッセージを発信し続けた。今回の大統領選では「不正があった」と強弁。果ては議事堂襲撃という米国史に残る事態につながった▼20日の新太統領就任式に向け、首都には厳戒態勢が敷かれている。武装した支持者による抗議活動の情報もあるという。結末が用意されたフィクションではない。紛れもない米国の現実だ▼同じ地で、57年前にも歴史的な出来事があった。20万人以上が人種差別の撤廃を訴え、集まった「ワシントン大行進」。マーチン・ルーサー・キング牧師が「私には夢がある」と人々に融和を呼び掛けた。さらに複雑化した現下の分断を越えて、その夢が本当にかなう日が来ると信じたい。

【静新令和3年1月18日(月)朝刊】

2021年1月14日木曜日

ビュフェ作品632点譲渡

 


ビュフェ作品632点譲渡

スルガ銀と本社が契約

 スルガ銀行と静岡新聞社は13日、同行が保有するベルナール・ビュフェの美術作品632点の譲渡契約を結んだ。作品は「ベルナール・ビュフェ美術館」(長泉町東野)を運営している一般財団法人が引き続き管理し、従来通りに展示公開する。

 譲渡対象となった作品には「肉屋の少年」(1949)や「キリストの受難復活」(51)、「ニューヨーク・マンハッタン」(58)など、ビュフェが世界的な脚光を浴びた初期段階の代表作の大半を含む。両社は譲渡額について明らかにしていない。

 スルガ銀行によると、譲渡先の選定を巡っては、地域の重要な文化施設である美術館の運営継続を前提に、作品の転売などによる散逸防止や過去の美術展開催の実績などを総合的に考慮した。複数の候補の中から静岡新聞社に決まったという。

 スルガ銀は現在、シェアハウス問題の早期解決や経営再建に取り組んでいる。2019年度からの中期経筥計画で財務基盤の強化に向けた経営資源配分の最適化を取り込み、今回の譲渡はこうした流れの一環と説明している。

 静岡新聞社総務局は「地域貢献に資すると判断して譲渡を受けた。今後も本県の文化発展に寄与したい」としている。

 

☆ベルナール・ビュフェ美術館

 戦後の具象画壇を最適化を盛り込み、代表するフランスの画家ベルナール・ビュフェ(192899)の油彩画や水彩画、デッサン、ポスターなど計2000点以上を収蔵し、ビュフェ作品の世界一のコレクションで知られる。スルガ銀行の3代目頭取を務めた故岡野喜一郎氏により7311月、長泉町東野のクレマチスの丘に開館した。運営は静岡新聞社の大石剛社長が理事長を務める一般財団法人が行っている。

【静新令和3114()朝刊】

2021年1月13日水曜日

県立工科短期大校長に柳下氏

 

県立工科短期大校長に柳下氏 4月開校


 県は12日、4月に開校する県立工科短期大学校の校長予定者を沼津高専名誉教授の柳下福蔵氏(74)=沼津市、写真=に決めたと発表した。任期は41日から1年間。

 柳下氏の専門は生産工学、機械工作。200814年度に沼津高専の校長を務めた。 工科短期大学校は清水と沼津の技術専門校を統合して新設する。

 次世代のものづくりに対応できる実践的なリーダーを育成する。

【静新令和3年1月13日(水)朝刊】

210113ぬましんストリートギャラリー「白隠禅画展」

2021年1月7日木曜日

沼津河川国道事務所ライブ画像 1月7日9時代 港大橋・御成橋

 

きょう妙海寺で八日堂滅除式 おゆびあとまんじゅうの販売も

 


きょう妙海寺で八日堂滅除式

おゆびあとまんじゅうの販売も

 下河原町の妙海寺(笹津海道住職)は厄除け祈願の「八日堂滅除式」を、きょう7日午後7時から同寺本堂で開く。

 日蓮聖人が沼津に立ち寄り、高波の被害に苦しんでいた住民のために千本浜海岸近くにあった小堂「如来堂」で8日間祈祷して高波を鎮めたという伝承に由来。鎌倉時代から続く厄除け祈願の行事で、大晦日から18日にかけて行う祈祷の一環。

 滅除札(1300)に心の中にたまった嫌なこと、体から消したい病などを書き込み、修法で払おうというもの。

 また、祈祷満願となる、あす8日の午前6時から正午まで日蓮聖人筆御本尊を公開するほか、2003年に日蓮聖人の指紋が発見されたことにちなんで考案した「おゆぴあとまんじゅう」や、干物などを78日の2日間限定で販売する。 来場者はマスク着

用で。

 問い合わせは同寺(電話9621408)

【沼朝令和317日(木)号】

2021年1月6日水曜日

第12回富士山世界遺産セミナー「富士山と駿河湾」案内

 第12回富士山世界遺産セミナー「富士山と駿河湾」案内

☆1月6日現在、満席でキャンセル待ちの状況です。





沼津河川国道事務所ライブ画像 令和3年1月6日7時22分

 沼津河川国道事務所ライブ画像 令和3年1月6日7時22分 江川管理所屋上ライブカメラ



2021年1月5日火曜日

初競り取引活発 沼津、地物入荷多く  コロナ禍マスク姿でも

 コロナ禍マスク姿でも  初競り取引活発 沼津、地物入荷多く  水産物や青果などの生鮮品を扱う県内主要市場で5日早朝、2021年最初の取引「初競り」が行われた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で業務需要の落ち込みが続く中、関係者はマスク姿で、安定供給と消費拡大を願つて活発な取引を繰り広げた。
 沼津市千本港町の沼津魚市場は午前5時から仲買人の掛け声が響き、地物のアカムツやタチウオなどが競り落とされた。水産物の入荷量は18㌧で、例年より地物が多いという。コロナ禍の影響で、タイなどの飲食店向け高級魚より一般向け魚介類の引き合いが強い。  最高値は冷凍ミナミマグロ(81㌔)の50万円。裾野市の沓間水産が競り落とした。  静岡市中央卸売市場(葵区)は新型コロナ対策で恒例の式典を中止し、マスク着用などを徹底して初競りに臨んだ。  国内外で水揚げされたクロマグロが競り落とされ、最高値は青森県大間産の本マグロで1㌔当たり3100円と前年を200円下回った。県内産のイチゴやキャベツなども活発に取引された。市場関係者は「コロナ禍の影響で業務需要が少ない。消費の上向きを待ちたい」と期待を込める。  浜松市中央卸売市場(南区)は水産物と青果物の市場でそれぞれ初競り式を行った。鈴木康友市長は「取引をさらに拡大し、農水産物のブランド化に向けて市場を活性化させたい」とあいさつした。  旬を迎えた浜名湖産カキや、日本一早い出荷として知られる地元特産の新タマネギなどが取引され、開場日から活気に包まれた。 【静新令和3年1月5日(火)夕刊】