2021年12月29日水曜日

211229あずま町の冬景色as

社会福祉に寄付 佐野利夫さん、忠子さん夫妻が10万円

 

 社会福祉に寄付

 佐野利夫さん、忠子さん夫妻が10万円



 下一丁田の佐野利夫さん、忠子さん夫妻は「社会福祉のために」と10万円を市社会福祉協議会に寄付した。

 佐野さんは元市立高教頭。長年にわたり沼津の歴史や文化時代背景などを調査して「浜悠人」のペンネームで沼津朝日新聞に投稿。寿大学の講師等も務めて情報発信していることなどから、今年の第64回沼津朝日賞を受賞した。

 今回、同賞の賞金に改めて寄付金を加え、「90歳まで元気に生きられたことに感謝して」と、寄付したもので、日の出町のサンウェルぬまづ2階の市社協事務所を訪れ、岩崎克己常務理事に寄付金を手渡した=写真。

 佐野さんは、17年間保護司を務め、忠子さんも更生保護女性会の会員として約20年間活動。夫妻で市社協との関わりも長く、寄贈先に選んだ。

 岩崎常務理事は「子どもの居場所、ひとり親家庭の支援などで有効に活用したい」と感謝した。

【沼朝令和31229日(水)号】

 

石宗石材店が収納式の孫の手 かなおか地域包括支援センターに寄贈

 

 石宗石材店が収納式の孫の手

 かなおか地域包括支援センターに寄贈

 大諏訪の石宗石材店(山口京太社長)が、孫の手約50本をかなおか地域包括支援センターに寄贈。22日、寄贈式が同社で開かれた。



 竹で作られた孫の手は先月、山口社長らが事務所を整理した際に出てきたもので、社長の祖父で先々代の社長(故人)が持っていたものではないかと言う。

 山口社長によれば、社長の祖母先々代の妻(故人)が東椎路出身ということから、根方地域の竹細工を扱う職人らの集まりに先々代もよく参加していたという話があり、その職人達に作ってもらったものか、あるいは先々代自身の手によるものか、作りは、とても精緻。孫の手部分は書道の太筆程の筒に収納され、使用時に引き出す。コンパクトで持ち運びできる。 利用してくれる人がいれば寄贈したいと考えていた山口社長は、来年5月に沼津駅北口広場への江原素六翁の像建立計画で交流のある、江原素六先生顕彰会の土屋新一会長に相談。土屋会長の仲介で、同センターに寄贈することが決まった。

 同日は山口社長、土屋会長、同センターの正岡明美センター長が出席。山口社長は「使っていただける方に、と考えていたので、(土屋会長の仲立ちで)いい寄贈先が見つかって良かった」と話し、正岡センター長は「木の温もりは、お年寄りも喜ぶ。大変ありがたい」と寄贈に感謝した。

【沼朝令和31229日(水)号】

 

2021年12月27日月曜日

中央公園に関するアンケート

 


「しおくずばんば」がやってきた 厳寒県内沼津で海霧(気嵐)

 


 「しおくずばんば」がやってきた

 厳寒県内沼津で海霧

 強い冬型の気圧配置となった27日朝、県内上空には寒気が流れ込み、各地で今冬一番の冷え込みになった。静岡地方気象台によると、午前9時現在の最低気温は静岡市葵区井川で氷点下68度、御殿場市同66度、川根本町同56度など、県内19観測地点のうち妬地点で今季最低を記録した。静岡市清水区と牧之原市では12月の観測史上最低を更新した。

 沼津市の江浦湾では、厳寒期の早朝に見られる海霧が出現した。湾内の暖かい海面に冷たい外気が流れ込むことによって発生する霧の一種。地元では「しおくずばんば」と呼ばれる。漁船が白い霧に浮かぶ幻想的な光景が見られた。 (東部総局・山川侑哉)

【静新令和31227日(月)夕刊】






★朗読で綴る浪漫と絆 すずき敬子(朗読) 会場 沼津市若山牧水記念館ラウンジ

 

★朗読で綴る浪漫と絆

 日時 令和435()午後6時開演

 会場 沼津市若山牧水記念館ラウンジ

 出演 すずき敬子(朗読) 橘相模守(朗読) 伊藤たけぢん(ピアノ)

 入場料 沼津牧水会会員 1,500円 一般2,000



2021年12月25日土曜日

 頼朝、義時ゆかりの地学ぶ  三島で観光ガイド勉強会

 

 頼朝、義時ゆかりの地学ぶ

 三島で観光ガイド勉強会



 来年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の舞百となる静岡、神奈川岡県はこのほど、観光ボランティアらが源頼朝や北条義時らとゆかりの深い地域資源について学ぶ「歴史・観光ガイド勉強会」を三島市民文化会館で開催した。

 県の文化財担当者が当時の時代背景について説明したほか、平治の乱で敗れて伊豆の蛭ケ小島に配流された頼朝が、源氏再興に向けて旗揚げしたエピソードなどについて語った。平家が水鳥の羽音に恐れて敗走した富士川の戦いや、頼朝が弟の義経と面会した八幡神社(清水町)、義時夫妻の墓がある北條寺(伊豆の国市)など、各地に点在するゆかりの地も紹介した。

 「みんなで鎌倉時代を語ろう!」と題したトークセッションも開かれ、参加者がドラマに縁が深い各地の"イチ押し"などテーマごとに話し合った。勉強会はオンラインでも配信された。来年2月には神奈川県で開催される予定。

【静新令和31225日(土)朝刊】

避難できる家をハンカチに印刷 (沼朝記事・静新記事)

 

避難できる家をハンカチに印刷

 防犯対策で大手町町内会が児童に配付



 大手町町内会(名取正純会長)は、町内の「こどもかけこみ110番のいえ」のある場所を地図と合わせてプリントしたハンカチを製作。24日の終業式の後、城岡神社境内に集まった児童約30人に父母の会(長倉智美会長)がお菓子と共に配布した。

 同町内会では、父母の会の主催で毎年、2学期の終業式の後、餅つき大会を開くのが恒例だが、コロナ禍の影響で今年は中止。代替企画として「千本引き」で、お菓子を配ることを計画した。

 父母の会では、9月に町内の商店などで子ども達が不審者に声をかけられるなどの事案があったことから、お菓子と共に「110番のいえ」の場所を子ども達に覚えてほしい、と啓発物の作製を検討。長倉会長から「毎日持ち歩くハンカチにプリントすれば、自然に見られるのでは」と提案があり、町内会で製作することになった。

 町内会では、不審者事案を受け、「地域の子どもは地域で守ろう」と、町内の4商店街や事業所に改めて「110番のいえ」への参加を呼び掛け、9月現在で24軒だったのが、57軒増の81軒となり、新たに参加した店舗などにプレートを配布するとともに、ハンカチには「大手町防犯マップ」として全軒を掲載した。

 さらに、登下校時の子ども達を見守る「73運動」のチラシを全戸配布。午前7時と午後3時に店の前などに立ち、散歩や買い物で出かけた時にも子ども達を見守る同運動への協力を呼び掛け、防犯意識を高めている。

【沼朝令和31225日(土)号】

  子ども地域で守ろう

 沼津・大手町町内会、商店街と連携

 独自の防犯ハンカチ配布



 沼津市大手町町内会(名取正純会長)は、商店街など町内会が一体となって子どもの見守り活動を展開している。「地域の子どもは地域で守る」として、「こどもかけこみ110番の家」の協力店舗の拡大や防犯ハンカチの配布、毎日の見守りなどに知恵を絞りながら安全な地域づくりを目指している。

 町内会によると、9月ごろ不審者の情報が複数寄せられことをきっかけに、子どもたちを犯罪から守る取り組みが始まった。沼津署によると、児童が下校途中に男に声を掛けられた事例などがあり、注意喚起したという。

 110番の家は、町内会が4商店街に協力を呼び掛けたところ、57軒増の81軒になった。登下校の時間帯を中心に、見守り活動を進めている。 24日には、110番の家の位置を示した地図や、防犯標語「いかのおすし」を紹介するオリジナルのハンカチを児童に配布した。常に持ち歩いて防犯意識の向上につなげるどいう。同町内会の中山治久事務長は「地域一の連帯感を醸成し、子どもが安心して暮らせる地域にしたい」と話した。

(東部総局・山本萌絵佳)

【静新例年31225日(土)朝刊】

2021年12月24日金曜日

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新貨物駅の造成工事へ

 

新貨物駅の造成工事へ

 


高架の前段階が来月スタート

 鉄道高架事業の前段階となる原地区への新貨物ターミナル造成工事が来月スタートする。

 原西部地区の原新田、一本松、桃里を東西2㌔、全敷地面積118㌶に広がる計画の新貨物ターミナルは、今年2月に用地取得が完了したことにより、用地基盤を整えるための造成及び付帯する調整池築造工事に着手することになった。

 市は「これにより事業が大きく動き出す」としている。

 今回の工事は、「新貨物ターミナル造成及び調整池築造工事」で敷地造成約13㌶、調整池築造約14㌶。来年114日に一本松地内で着工セレモニーが開かれる予定。

 このエリアでは現在、埋蔵文化財現地調査が県と市により行われているが、同年3月に終了する予定。

 鉄道高架本体の事業主体は県で、市の担当部署は「今回は本体工事の前段階」ということを強調。「本体工事は、県と鉄道事業者(JR東海)が協議中」だとし、高架工事の完成は13年後というスケジュールが示されているが、変わる可能性もあると言う。

【沼朝2021(令和3)1224(金曜日)



2021年12月23日木曜日

新貨物駅工事来月開始 沼津鉄道高架化市が発表

 

新貨物駅工事来月開始  沼津鉄道高架化市が発表  JR沼津駅付近鉄道高架事業に伴い、沼津市原地区に移転する新貨物ターミナルについて、頼重秀一市長は22日午前の定例記者会見で、2022年1月に造成工事と調整池の築造工事を始めると発表した。今年2月に現地の用地取得を終えてから1年。20年近くに及んだ長年の懸案事業は第1段階の整備にようやく着手し、大きく前進する。  今回の工事は23年3月末で完了する予定で、22年1月14日に着工式を開き、下旬ごろに始まる見通し。県主体で実施する鉄道高架事業の前段階の位置付けで、頼重市長は「鉄道高架の前提となる事業がやっと動く。地域発展への一歩を踏み出すことになった」と話した。  新貨物ターミナルの敷地面積は11・8㌶。東西約2・1㌔に及ぶ。コンテナホームや駅、緑地調整池、着発線などで構成する。同市西部の原新田、一本松、桃里の各地区にわたるJR原駅と東田子の浦駅(冨士市)の間に整備する。今回は基盤を整える1・3㌶の敷地造成と、ターミナルに付随する1・4㌶の調整池築造に取り掛かる。  事業は03年に都市計画決定された。04年に事業認可を取得し、用地取得を開始。今年2月、土地の明け渡しに応じなかった元地権者に対し県が行政代執行を行つた。22年3月には県と市の埋蔵又化財の現地調査が完了する見通しで、市は本年度内に工事を始めるとしていた。  県主体の鉄道高架事業については現在、県と鉄道事業者が詳細の協議を進めている。(東部総局・高橋和之) ☆JR沼津駅付近鉄道高架事業 沼津 駅付近のJR東海道線3・7㌔、御殿場線1・6㌔を高架化し、現在の貨物駅を原地区に、車両基地を片浜地区にそれぞれ移転する。事業費は約787億円。構想自体は県が事業主体で、2006年に国の事業認可を得た。鉄道で分断された沼津市内の南北の交通網を円滑にして、渋滞解消や中心街の一体化を図る。 【静新冷和3年12月22日(水)夕刊】

2021年12月21日火曜日

「健康寿命」さらに長く 本県男73・45歳女76・58歳

 

 「健康寿命」さらに長く

 厚生労働省は20日、介護を受けたり寝たきりになったりせずに日常生活を送れる期間を示す「健康寿命」が、2019年は男性7268歳、女性7538歳だったと公表した。前回調査の16(男性7214歳、女性74・79)から男性は054歳、女性は059歳延びた。

本県男7345歳女7658




 健康寿命は3年ごとに数値を発表。19年は平均寿命との差が男性873歳、女性1207歳となり、初公表の10年以降、縮小傾向が続いている。厚労省は平均寿命との差をできるだけ短くすることを目指している。

 都道府県別で健康寿命が最長だったのは、男性が大分県の7372歳、女性は三重県の7758歳。最短は男性が岩手県の7139歳、女性が京都府の7368歳。静岡県は男性が7345歳、女性が7658歳で、ともに5位だった。同省は都道府県の格差縮小も目標に掲げるが、男性233歳、女性390歳となり、前回の16年時点(男性200歳、女性270)からいずれも拡大した。

 厚労省は、13年度からの10年間の健康づくり計画「健康日本21(2)」で、健康寿命を延ばすことを目指し、生活習慣病の死亡率低減や、喫煙・飲酒に関する数値目標も設定。専門委員会で進捗(しんちょく)状況を確認しており、19年の健康寿命は20日の会議で報告された。

【静新令和31221日(火)朝刊】