2011年12月22日木曜日

貨物移転先、富士も検討 知事、沼津駅高架問題で示唆

貨物移転先、富士も検討 知事、沼津駅高架問題で示唆(静新12/22 08:05)

 川勝平太知事は21日、JR沼津駅周辺の鉄道高架事業に伴う貨物駅移転問題について「貨物駅が沼津にあるかどうかではなく、ネットワーク(輸送網)として貨物が上手に動けばいい」と述べ、貨物駅移転先を現在の予定地に限定すべきでないとの姿勢を示した。
 沼津駅高架問題で、知事が沼津市原地区以外への貨物駅移転を検討する姿勢を示したのは初めて。住民参加の協議(PI)などに影響するのは必至だ。
 県議会会派による2012年度当初予算編成の要望活動で、JR貨物の小林正明社長との会談を明らかにし、終了後に記者の質問に答えて表明した。
 知事は予算要望の席上、日本製紙が富士市の工場を生産縮小した後の対策について問われた際に「実質的には(工場を)引き上げる形。地元住民も不安だ。一番近いのはJR貨物」と発言。日本製紙の工場跡地への貨物駅移転の可能性を探る考えも示唆した。小林社長との会談については「高架も貨物もうまくできる方法はないか協議した」などと述べた。

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