2013年5月14日火曜日

富士通 沼津工場内に農場を開設へ

富士通 沼津工場内に農場を開設へ

 
 富士通は13日、ソフトウエア開発などを手掛ける沼津工場(沼津市)の敷地内に6月中旬に農場を開設し、ホウレンソウやキャベツ、ダイコンなどを栽培すると発表した。情報通信技術(ICT)を用いて栽培から収穫、出荷まで管理する同社の農業事業者向けサービスを実践し、検証するのが狙い。
 富士通が工場内に本格的な農場を設けるのは初めてで、投資額は数千万円とみられる。農産物の出来具合といった各種データを蓄積し、コスト管理など企業経営的な視点から農業を効率化することで、事業者の収益向上につながるサービスの開発を目指す。
 広さ計約350平方㍍の2棟の施設内でホウレンソウなどを栽培し、約千平方㍍の畑でキャベツやダイコンなどを露地栽培。ネットワークを通じて情報を処理する「クラウドコンピューティング」技術を使い、データを蓄積して分析する。
《静新平成25年5月14日(火)朝刊》

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