2016年1月6日水曜日

平成28年1月6日(水)沼津若鳶 初はしごのり



鳶職組合がはしご乗り
沼津一年の無事祈る
沼津鳶(とび)職組合は6日、新春恒例のはしご乗りを沼津市役所で行った。若手組合員らが伝統の技を披露し、一年の無事を祈った。
市役所玄関前で演じたのは、若手組合員5人と、公募で昨年に続いて参加した同市中沢田の鈴木香菜さん(26)。高さ約6・3㍍のはしごの上に登り、「肝つぶし」や「逆さ大の字」「屋形返し」などさまざまな妙技を繰り広げた。
近くの保育園児らも見物に駆け付け、一つ一つの技に大きな歓声を上げた。
【静新平成28年1月7日(木)朝刊】

昨年も参加の女性が新技を
沼津鳶職組合が新年恒例の梯子乗り
沼津鳶職組合(西山晃弘組合長)は「新年梯子乗り」を六日朝、市役所玄関前ピロティで行い、組合員と一般公募の応募者が、江戸時代からの伝統を誇る梯子乗りの妙技の数々を披露した。
新年を迎えた喜びのあいさつ、一年の無事を祈願しようと、昭和四十四年から続ける正月恒例の行事。毎年、市内の取引先を回る中で市役所に立ち寄っている。
今年も梯子の乗り手を一般公募し、鈴木香菜さん(26)=中沢田=が二年連続で参加したほか、市内の小学生が応募。昨年十二月上旬から若手鳶職人による指導を受けて練習し、市役所では鈴木さんが新技を加えて成果を披露。小学生は放課後に出番があった。
市役所前では、鈴木さんと鳶職人、合わせて五人が、鳶口で支えられた二十一尺(約六・三㍍)の梯子に駆け上がり、不安定な梯子の上で数々の妙技を披露。市職員や来庁者らが見守り、本郷町の小百合保育園から見学に訪れた園児達は技が決まるたびに歓声を上げた。
鈴木さんは、梯子の先端に座って周囲を見渡す「遠見」、腹だけで体を支える「腹亀」から体を捻る「肝潰し」、梯子に取り付けた輪に足を吊って連続技を見せる「かなびき技」などを決めた。
女性では珍しいという梯子の先端の右側に片膝を乗せ、片手で左側をつかんで体を支える「一本八艘」などの新技も見せた鈴木さんは「下で皆が支えてくれているので不安はなかった。新技も覚えて良い経験になった」と話した。
最後に、若手鳶職人三人が梯子の上に同時に乗って技を繰り出す「三階松」の大技に、会場には拍手が鳴り響いた。
【沼朝平成28年1月7日(木)号】

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