2013年6月21日金曜日

新市民体育館4案提示

新市民体育館4案提示 
沼津市が基本構想案
 建設地「集約」「分散」検討へ
 沼津市は20日、市スポーツ推進審議会がまとめた新市民体育館整備基本構想案を市議会文教消防委員会に報告した。市は本年度中に構想案を基に、基本計画を策定する方針。
 構想案によると新市民体育館は、建設から30年以上が経過し、耐震性能に問題がある現市民体育館(高島本町)、勤労者体育センター(御幸町)、香陵武道場(同)の3施設を統合して建設する。
 市民の健康づくりだけでなく、競技スポーツ大会の会場や防災拠点としての機能も担えるよう、バスケットボールコート4面分のメーンアリーナ、同2面分のサブアリーナ、大規模駐車場、キッズルーム、会議室などの設置を提案している。
 建設候補地は4パターンを提示している。
A案(市営野球場)、B案(香陵運動場)は中心街の1カ所に集約して建設するりC案(市営野球場、愛鷹運動公園)、D案(現市民体育館、愛鷹運動公園)は中心街と郊外に機能を分散させる。ただ、市営野球場や香陵運動場に建設する場合、都市計画公園の指定を外す必要があり、国の公園整備に関する補助金制度が適用できなくなるという。
 市の調査では、回答した市民の約6割が中心街への建設を希望している。同委員会で市議から「市民の意見を重視するべき」「総合体育館の機能を担保するためには1カ所に集約した方が良いのでは」などの意見が出た。市の担当者は「財政状況や費用対効果なども慎重に検討し、できるだけ早期に計画を固めたい」と話した。
《静新平成25年6月21日(金)》

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