2013年6月15日土曜日

ネット選挙運動参院選から解禁

ネット選挙運動参院選から解禁
インターネットを使った選挙運動が夏の参院選から解禁される。政党や候補者とやりとりできるツールを活用すれば、有権者が投票先を判断する材料は増えそうだ。有権者もネットを使って選挙運動ができるが、戸惑いも予想される。
 有権者がネットでできること、できないこと メールの転送は禁止
 ネット選挙運動は一般有権者にはできないこともあり、注意が必要だ。
 Q ネットで投票できるから便利だね。
 A 違う、違う。ネットでの投票はできないんだ。投票所に行って自分で候補の名前を書くのは、これまでと同じだよ。
 Q できないんだ…。
 A 検討はされたけどね。ネットだと本人確認が甘くなる。すぐそばで誰かに脅されながら投票を強いられる恐れもある。解禁されるのはネットを使った「選挙運動」。これまでは公示や告示の後はネットを使えなかったんだ。投票日は、これまで通り使えないよ。
 Q 何ができるの。
 Aウェブサイトは自由に使えるよ。ホームページやブログはもちろん、交流サイト「フェイスブック(FB)」や短文投稿サイト「ツイッター」、無料通信アプリ「LINE(ライン)」も使える。有権著も「○田○夫さんに投票しょう!」と応援できるし、逆に当選させないように呼び掛けることもできるんだ。
 Q 掲示板にいろいろ書き込んじゃおう。
 Aただ、気を付けて。名前を表示する必要はないけど、メールアドレスなどの連絡先は示さないといけないよ。ホームページでも同様だ。
 Q どうして。
 A もし書き込みがうそだったら、削除するためにすぐに連絡を取る必要があるからね。FBやツイッターは使用登録したら連絡先が確保されるから表示はいらないよ。
 Q じゃあ、メールで友達に投票を呼び掛けようかな。
 A それも無理なんだ。選挙運動で電子メールを使っていいのは政党と候補者だけ。有権著は政党や候補者から受け取ったメールを転送するのもできないよ。罰則もあるから気を付けて。受け取ったメールを印刷して配るのも禁止だよ。
 Q たまたま見掛けた候補者を携帯電話で撮影して送るのも駄目かな。
 A 単純に写真や候補者の情報を送るだけなら大丈夫。その候補者を応援する目的と見なされる内容なら駄目だね。ただ、FBやツイッターのメッセージ機能は使える。
 Q 高校生の弟が選挙に興味があるんだ。
 A 未成年者は選挙運動そのものが禁止されているよ。気を付けてね。
《静新平成25年6月15日(土)「NWES交差点」》

0 件のコメント: