2014年10月10日金曜日

横断施設整備「20年度」沼津鉄道高架事業 県が見通し

横断施設整備「20年度」
 沼津鉄道高架事業 県が見通し
 県は9日、JR沼津駅付近鉄道高架事業に伴い、沼津市原地区に計画する東海道線をまたぐ歩行者用立体横断施設について、整備完了時期が早くても2020年度になるとの見通しを示した。県議会建設委員会で、宮尾総一郎街路整備課長が曳田卓氏(ふじのくに県議団、沼津市)の質問に答えた。
 立体横断施設は、原地区への新貨物ターミナル整備に伴い、鉄道で分断された南北の自由往来を確保するために整備する方針。9月補正予算案に調査費200万円を計上した。
 県によると、調査は本年度中に施設の位置や規模、構造などの条件を整理した上で工法を検討し、おおまかな事業費を算出する。
 富尾課長は、調査終了後に鉄道事業者との協議、詳細設計、住民説明などが必要になるとし、施設の完成時期は「順調に進んだとしても、さまざまな手続きに6年ほどはかかる」と説明した。
 一方、地元住民の間には生活環境悪化を懸念して貨物ターミナル整備に反対する意見がある。宮尾課長は「どのような対策を実施するかは、地域の方々と県、沼津市が一緒になって検討を進めていきたい」と述べた。

(静新平成26年10月10日朝刊)

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