2019年4月13日土曜日

平成31年4月13日(土)観音大曼陀羅ご開帳準備作業(浜の観音さん)





浜の観音さんで春の祭典
大曼陀羅が穏やかな表情で参詣者迎える
「浜の観音さん」として市民に親しまれる千本緑町の長谷寺(遠山元浩住職)で十三日、春の祭典が始まり、一三〇反の観音大曼陀羅が開帳された。
浜の観音さんは、江戸時代初頭の一六三一年に航海安全の祈願と海難供養のために大曼陀羅が寄進されたことに始まり、春まつりに合わせて毎年、開帳されている。
現在の大曼陀羅は、明治時代初めに製作された先代の老朽化を受け、一九八七年に日本画家の故志賀旦山氏が中心となって完成させた。
高さ三〇㍍、幅一三㍍の帆布に十一面観世音菩薩立像が描かれており、境内に横たわるように掲げられ、観音さんの全身に正面から対面する「ごあいさつ台」、大曼陀羅の下には本堂に続く「みどり参道」が開設されている。
初日の同日は、好天に恵まれて参詣者でにぎわい、隣の千本浜公園児童公園には露店が軒を連ねた。
桜の花びらが舞い散る境内では時折、浜風を受けた大曼陀羅がふくらみ、参詣者に慈悲深い穏やかな表情を見せ、その瞬間を待ち構えて記念撮影する家族連れも。
きょう十四日も午前九時から午後四時まで境内で大曼陀羅御開帳、午後二時から大祈祷・大施餓鬼法要、三時からは自由参加の大数珠百万遍があり、民謡奉納も行われる。
【沼朝平成31年4月14日(日)号】

圧巻大曼陀羅を御開帳 沼津・長谷寺
海の安全を守る「浜の観音さん」として古くから信仰を集める沼津市千本緑町の長谷寺(遠山元浩住職)で13日、恒例の春の祭典が始まった。380年以上前から続く「百三十反観音大曼陀羅(まんだら)」の御開帳も行われ、多くの参拝者でにぎわった。14日まで。
祭典は航海安全や海難者の供養を目的に江戸時代に始まったとされる。縦30㍍、横13㍍の帆布に、同寺の本尊「十一面観音菩薩(ぼさつ)」を描いた大曼陀羅を本堂の前に掲げた。境内に見物台が設けられ、参拝者は圧巻の大きさで描かれた観音菩薩を見ながら、手を合わせていた。
14日の御開帳は午前9時~午後4時まで。民踊の奉納や祈とう会も開く。
【静新平成31年4月14日(日)朝刊】
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