2019年7月23日火曜日

沼津2人殺傷男が否認


沼津2人殺傷男が否認
殺人未遂容疑凶器の発見急ぐ
 沼津市大岡の飲食店で経営者の女性と男性客が刃物で襲われ、重体となっている事件で、殺人未遂容疑で逮捕ざれた同市大岡の自称不動産賃貸業・中石車販売業の小笠原幸光容疑者(64)が「認めない」と容疑を否認していることが23日、捜査関係者への取材で分かつた。
 捜査関係者によると、刺し傷から凶器は包丁とみられるが、小笠原容疑者の自宅の家宅捜索と現場からは犯行に使われたとみられる包丁は見つかっていない。沼津署などは同日午前から、小笠原容疑者が逃走したとみられる経路の周辺を捜索。捜査員約100人が草むらを棒でかき分けたり、側溝をのぞき込んだりして凶器の発見を急いでいる。
 近隣の別の飲食店の関係者によると被害者が刺されて助けを求めてきた際「いきなり刺された」という趣旨の話をしていて、同署などは小笠原容疑者が突然店に来て2人を刺した可能性があるとみて、事件当時の状況を詳しく調べる。
 小笠原容疑者の逮捕容疑は21日午後7時半ごろ、沼津市大岡の飲食店「びっくり仰天」で、殺意を持って店を経営する菊地加代子さん(68)=同市大岡=と客の笠間明さん(71)=長泉町下長窪=の腹や首などを刃物で刺した疑い。2人は依然として重体という。同署などは23日午後、殺人未遂容疑で小笠原容疑者を静岡地検沼津支部に送致した。
【静新令和元年(2019)723(火曜日)夕刊】

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