2020年6月20日土曜日

新仲見世でアーケード撤去 商店街として自主財源と借り入れによって


新仲見世でアーケード撤去
市が道路整備し空間を再編
 
新仲見世商店街(井草雅彦会長)は、老朽化が進んだアーケードの撤去を22日に開始する。また、アーケード下の道路を管理する市が、道路改修や環境整備などを行う公民連携の「空間再編プロジェクト」を始動。「自然と人が集まりたくなるような心地よい空間」として商店街の再編を目指す。
 同商店街では、老朽化したアーケードの撤去について過去にも検討重ねてきたが合意には至らず、2016年に開かれた沼津市リノベーションまちづくり戦略会議で、他の商店街で取り組んだアーケードの撤去に伴う空間再編と活用事例が紹介されたのがきっかけで議論が再開した。
 その後、リノベーションまちづくりの取り組みにより、同商店街の遊休不動産を活用した複数の事業が生まれるなど、商店街に変化の兆しが見え始めたことから、商店街として自主財源と借り入れによって自らアーケードを撤去する方針を固めた。
 井草会長は「アーケードの撤去と道路工事の終了は9月か10月ごろを予定しており、その間に各個店の日除けや雨除けの屋根をどうするか、デザインの統一、空間の活用法などについて話し合う」と言う。
 また、工事は午後10時から午前6時までの夜間に行われ、その時間帯には交差点が通行止めになる個所もあるが、「日中に工事は行わないので、これまで通りに買い物を」と呼び掛けている。
【沼朝令和2年6月20日(土)号】

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