2022年4月21日木曜日

 文芸サークルが文集  メンバー手作りで第2集(沼朝令和4年4月21日号記事加工)

 


 文芸サークルが文集

 メンバー手作りで第2

 文芸サークルほのぼの舎(佐野貢主宰)は、メンバーが昨年1年間に書いたショートエッセイをまとめた文集「たんぽぽ」の第2集を発行した。B598ページを印刷して手作りで製本したもので、佐野主宰を含む12人が515編ずつ、110編余を収録した。

 同サークルでは、毎月第13水曜日にやさしいショートエッセイ講座、第4水曜日に川柳入門と句会を片浜地区センター会議室で開き、佐野主宰が文章やエッセイ(随筆)の基礎、川柳を指導している。

 同サークルは2017年に発足し、「創作意欲を高めるきっかけになれば」と一昨年、初の文集を発行。今回は、佐野主宰の高校時代の同級生、飯田善行さんが編集長を務めた。飯田さんは東京の出版社を退職後、沼津に戻り、同サークルに入会したプロの編集者で、手作り文集のグレードもアップした。

 エッセイは月ごとのテーマ、自由題で概ね800字程度で書き上げ、「内容は各人の心の原風景を 基にした自分史とも言えるもの。個々人の人生行路を垣間見ることができる」と飯田さん。「還暦や喜寿、傘寿を過ぎた人生のベテラン達だけに、コクのある文章をものにしている」と評している。

 エッセイは、メンバーそれぞれに小学校教諭時代の思い出、ダンスパーティーでの失敗、株価の大暴落、庭の栗の木の思い出、亡き母への感謝、海外での仕事、仕事上の失敗、家族や夫婦の思い出など様々で、佐野主宰が青春時代の恋物語を書いた。

 同サークルの大庭康作統括運営委員長は「研鎖の成果として発行した文集。自分自身の過去を見つめ、生きた足跡につながれば幸い」としている。

 なお、同サークルでは「川柳体験会」を27日午前9時半から11時半まで片浜地区センター会議室で開くが、参加者を募集している。

 「ひっかけクイズ」などの言葉遊びで脳トレを行い、初めての人でも川柳が楽しめるよう佐野主宰が指導。受講無料。筆記用具を持参する。

 申し込みと問い合わせは佐野主宰(電話08036528466、または9666037)

【沼朝2022(令和4)421(木曜日)


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