2022年5月21日土曜日

城岡神社祭典で神輿巡幸  市長に説明、再開発も話題に

 

 城岡神社祭典で神輿巡幸

 市長に説明、再開発も話題に


 大手酊町内会(原田治久会長)は、2829日の2日間開かれる城岡神社例大祭に合わせ、29日午後1時から「神輿巡幸」を実施することを頼重秀一市長に報告。20日、関係者が市役所を訪れ、今年は子ども達がオリジナルのぼり旗を製作して参加することなどを話した。

 地元の氏神である城岡神社の例大祭は沼津の夏祭りの走りとして中心市街地のにぎわ.いづくりになっているが、コロナ禍のため一昨年は式典のみ実施。

 昨年は町制施行130周年記念事業と合わせて「神輿巡幸」を実施。人が担ぐと密になるため台車に載せて引く形式で初めて行い、法被を着て提灯や御幣、幟旗を持った先導役に神輿が続き、宮司をはじめ格衣を着た町内会役員らが町内を練り歩き、頼重市長も参列した。

 原田会長は「今年は昨年同様の巡幸に加え、子ども達も法被を着て、のぼり旗を手に歩く。市長にも参加してもらいたい」と依頼し、本部長を務める町内会総務部長の藤原維仁さんが「父母の会の協力で子ども達にも参加してもらうことになり、のぼり旗に願いごとを書いて自由にデザインしてもらう」と話した。

 また、1000円で販売する記念手ぬぐいは、原田会長の娘でデザイナーの原田真理子さん、ポスターは沼津デザインセンター代表の大木真実さんがデザインを担当したことを紹介した。

 父母の会の杉山恵理会長は「児童34人と父親を中心に30人が参加する予定。コロナ禍でも感染予防対策をし、子ども達に町内の伝統行事や城岡神社について知ってもらう機会にしたい」と話した。 祭典は28日午前10時から大手町を拠点に活動する、よさこいチーム「りぐる」が「奉納の舞」。29日は神社本殿から神輿に御神体を移した後、午後1時に神社を出発。さんさん通りを北上して沼津駅前で左折し、仲見世、新仲見世の各商店街を抜けて同神社に戻るまで、約1時間半をかけて練り歩。  

 頼重市長は「子ども達が、どんな願い事を書くか、見るのが楽しみ。祭りへの疹加を機に、城岡神社の成り立ちや、かつて沼津城があった歴史も学んでほしい」と話した。

 一方、町内会の杉山高明副会長は、自身が組合の副理事長として関わり、「大手町5丁目第一地区開発事業」の名称で、再開発計画が始動したことを話し、「仲見世商店街には8区画あるが、これを第一地区として再開発を加速させたい。三交イン沼津駅前やプアミリーマートを除き、マルサン書店やワシントン靴店がある1区画について34年以内に建物を取り壊し、1階に商業施設、上層部は居住層となる建物を建設して2030年頃までの完成を目指す。地権者の一部に反対はあるが、説得していきたい」とした。

【沼朝2022(令和4)521日(土)】


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