2014年2月20日木曜日

沼津市内空き家133軒

沼津市内空き家133
 所有者連絡取れず3
 沼津市が昨年実施した空き家に関するアンケート結果によると、市内の戸建ての空き家は133軒で、うち約3割の所有者と連絡が取れない状況にあることが分かった。19日、市が市議会建設水道委員会に報告した。
 アンケートは昨年78月、市内の全自治会長297人を対象に行った。133軒のほとんどが住宅で、既に所有者と連絡を取り、取り壊しや改善などの指導を行っている空き家は16(120%)。所有者が特定され、改善指導の準備を進めている物件が34(256%)。所有者と連絡が取れず、改善のめどが立たない空き家は40(301%)に上った。空き家となっているものの、「建物が新しい」「所有者が頻繁に訪れている」などとして、「問題なし」と判断した物件は43(323%)あった。
空き家の心配事として、回答者の半数以上が「不審者が侵入する恐れがある」と「雑草が生い茂って火災が心配」を挙げた。「外壁、屋根がはがれ落ちそう」と懸念する声も目立った。
 市建築指導課の担当者は、「空き家が原因で起きた事件や事故は今のところない」としているが、「所有者と連絡を取る努力を続けながら、中心街、郊外など地域の特性や個人の事情に配慮した対策を検討していきたい」と話した。

《靜新平成26220()朝刊》

0 件のコメント: