2014年2月20日木曜日

貨物移転工期6年延長

 貨物移転工期6年延長
沼津鉄道高架関連計画変更 国交省が認可
 沼津市は19日、JR沼津駅付近鉄道高架事業に関連する貨物駅移転事業の施工期間を2020年3月末まで6年間延長する計画変更が国土交通省に認められたと、市議会建設水道委員会などに報告した。新貨物駅の用地について新たに地権者2人から土地を取得したことも明らかにした。
 貨物駅移転事業は083月、県と市が共同で国の認可を受は、本年度末までに終了する予定だった。しかし移転先の原地区の地権者の反対があり、川勝平太知事が貨物駅移転の見直しに言及してから事業がストップしている。県と市は事業継続のため、ことし1月、国に計画変更を申請していた。
 市の担当者は、延長された施工期間について「前半の3年間で用地取得を終わらせ、後半の3年間で新貨物駅め整備を完了させたい」と述べた。
 市は本年度に入って相続の問題などを理由に土地を手放す意向を伝えてきた原地区の地権者2人から、3769平方㍍を取得したと報告。移転用地の取得率は744%になった。
 川勝知事は7月末をめどに鉄道高架事業の具体的な方向性を示す考えを表明している。市の説明に市議からは「事業の方向性が決まっていない段階で用地取得に税金を使うのはおかしい」との声も上がった。

《靜新平成26220()朝刊》

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