2015年7月10日金曜日

高尾山古墳原形保存を申し入れ(静新記事)高尾山古墳の原型保存求める(沼朝記事)

高尾山古墳原形保存を申し入れ
 沼津市に6市議
 630日の沼津市議会定例会で高尾山古墳(同市東熊堂)の発掘調査費を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案に反対した6市議が9日、同古墳の原形保存を求める栗原裕康市長宛ての申し入れ書を市に提出した。
 6市議は川勝平太知事や日本考古学協会の発言や声明などを踏まえた上で、古墳を「夢と希望あるまちづくりの中心的な国民的財産」と位置付け、建設中の都市計画道路「沼津南一色線」と古墳の原形保存の両立を訴えた。
 書面は市政策企画課秘書室の担当者が受け取った。
【静新平成27710()朝刊】

高尾山古墳の原型保存求める
市議6人が市長に要望書
 沼津市議の六人が九日、栗原裕康市長に対して高尾山古墳の原形保存要望の申し入れを行った。市長代理として秘書室長が要望書を受け取った。
 申し入れを行ったのは、川口三男(共産党市議団)、中田孝幸()、山下冨美子(未来の風)、江本浩二()、殿岡修()、梅沢弘(無所属)の六市議。いずれも六月議会で古墳の取り壊し調査予算を含む補正予算案に反対していた。
 要望書の提出後、六人を代表して川口市議が取材に応じ、「古墳保存問題を検討するために開催される協議会が、出席者の人選過程も含めてオープンな形で進められることも口頭で要望した。『国民共有の文化遺産』との評価もある古墳の存在は、閉塞感の中にある市民に夢やロマンを与える材料にもなり得る。これは、まちづくりの問題でもある」と話した。
 今回の要望書は栗原市長宛てだったが、代理人による受け取りとなった。市長は、様々な立場に対する公平を期するため、高尾山古墳や沼津南一色線に関する要望書については、現在ではいかなる立場からのものであっても代理受け取りをする意向だという。
 提出された「原形保存を前提にした高尾山古墳の保存についての申し入れ」と題する要望書の要旨は次の通り。
 ▽古墳の原形保存と道路建設の両立を要望する。
 ▽補正予算案可決後、市長が予算執行を見送ると報道発表したことは「英断」であり、大いに評価すべきものとして受け止めている。
 ▽古墳保存を求める有識者や市民、両立を望むと発言した県知事などの様々な声を踏まえた上で、今後の熟慮も改めて要望する。

【沼朝平成27710()号】

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