2021年4月24日土曜日

ワクチン予約に苦情

 



 ワクチン予約に苦情

 終了案内、次回柔軟な対応も

 高齢者の新型コロナワクチン接種の予約受け付けが22日午前8時半に始まり、10時までに受け付けた分で予定数に達して終了したが、受け付けが終了したことを知らない人が、その後も電話をかけ続け、市新型コロナワクチン予約・相談センターのコールセンターの電話は鳴り止まず、「電話がつながらない」といった苦情の電話が市役所に殺到した。

 65歳以上の高齢者を対象にしたワクチンの優先接種は26日に始まり、56日以降に本格化するが、対象者約63000人に対し、初回は3200人分で全体の5%相当。100人中5人が当選する、くじ引きに近い。

 インターネット(https:/y-yayaku.i \22OOO2-shi2cho)と、電話(05700715675)で、先着順に予約を受け付け、開始と同時にアクセスが集中してつながりにくい状態となった。

市では、正午過ぎに市の公式フェイスブッ(http\\www.facebook.com/numazucity)

やツイッター(https://twitter.cam/Numazu_city_pr)LINEアカウントなどSNSを通じて受け付けを終了したことを知らせたが、インターネットの環境がない人には情報が届かなかった。

 夕方になり、終了を伝える同報無線を流したが、「朝から電話をかけ続けて一日潰れた。インターネットが使えないので、予約が終了したのなら同報無線で、もっと早くに知らせてほしかった」と要望する電話が沼津朝日新聞社にも寄せられた。

 同報無線は、運用上のルールとして緊急の場合を除いて学校が開かれている時間帯に使わないことが原則となっており、今回の放送も学校終了後。予約が取れなかった上に、予約終了後も電話をかけ続けることになった徒労感から、市役所に苦情の電話を入れた人も多かった様子。

 同報無線を管理する市危機管理課では「これまでは原則として学校が開かれている時間帯に使わないことが運用ルールとなっていたが、インターネットを使わない人に向けた情報伝達の有効な手段として柔軟に対応したい。今後は、申し出があれば学校が開かれている時間帯でも、必要に応じて利用できるようにしていく」という。

 市新型コロナウイルスワクチン接種室では、21日から引き続いて医療関係者を対象にした集団接種をキラメッセぬまづで行い、22日は高齢者の接種予約に対応。26日に始まる高齢者の集団接種に向けて準備を進めているが、「情報伝達で至らない点もあり、申し訳ない」と理解を求めている。

 次回のワクチン接種予約の受付開始日は未定で、6月以降のワクチン供給量が判明次第、改めて開始日を公表。情報伝達の方法を検討するとともに、今後は接種を希望する全員分のワクチンが順次供給されることが見込まれることを指摘しながら「安心して待っていてほしい」としている。

 ワクチン接種に関する問い合わせは、市新型コロナワクチン予約・相談センター(電話05700715675)。日曜日以外の午前8時半から午後6(土曜日は5)まで受け付けている。

【沼朝令和3424日(土)号】

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