2009年6月14日日曜日

静岡県知事選情報6月14日



 



街頭で集会で4氏アピール 知事選告示前最後の週末
06/14 08:47 (静新webnews)
 知事選告示(18日)前最後の週末となった13日、立候補を表明している4氏は街頭演説やあいさつ回りで県内各地を奔走した。衆院選の前哨戦の様相も呈し、県民の間でも徐々に知事選への関心が高まりつつある。
 自民、公明党推薦の坂本由紀子参院議員(60)=静岡選挙区=は女性の支援グループが浜松、静岡、三島市の繁華街で開催したリレーイベントに参加し、西から東に駆け抜けた。オレンジ色のジャケットを着た坂本氏は各会場で支援者や買い物客らと握手を交わし、政策への理解を求めた。
 浜松市ではJR浜松駅前でイベントを展開。坂本氏は「不安のない社会づくりは県が先頭に立つべき。子どもに明るい未来を残すことが私たちの責任。医療や福祉に力を注ぎ、女性の力で静岡を変えたい」と訴えた。塩谷立文科相(衆院静岡8区)も駆け付け、「静岡が新たに発展し、問題を解決するために女性の力が必要」と呼び掛けた。
 民主党県連が推薦する前静岡文化芸術大学長の川勝平太氏(60)は富士宮市を起点に富士市、静岡市清水区に入り、街頭演説や出馬のあいさつ回りに汗を流した。富士宮市内の商店街では商店主や通行人と握手してアピール。イベント会場で地元高校生が製造した漬物を試食し、高校生たちと談笑する場面もあった。
 同市の富士山本宮浅間大社前で演説した川勝氏は「医師不足解消のために医大誘致などに取り組む必要がある」と強調。富士山の世界文化遺産登録の重要性も指摘し、「静岡県を日本の顔にしていこう」と訴えた。同党の田村謙治衆院議員(比例東海)は「知事選は政権交代をかけた総選挙の前哨戦」と述べた。
 共産党公認で同党県委員会常任委員の平野定義氏(59)は地元、掛川市内の大型スーパー前で共産党市議らと街頭演説し、「暮らしを守りたい、政治を変えてほしいという県民の願いに応えたい。雇用を守れ、と県民の立場で大企業にモノを言えるのは私たちの党だけ」と訴えた。終了後、支持者へのあいさつ回りを行った。
 民主党を離党した元参院議員の海野徹氏(60)は沼津、三島市で、ミニ集会への出席や中小企業回りをこなす「普段通りの活動」で、地域住民や従業員に訴えた。午前中は沼津市内で、人材派遣会社の社員集会に招かれ、個人県民税10%減税などのマニフェストを説明。「県は国や政党の従属物ではない。政党が後ろにいる候補者では県政の改革はできない」と述べ、「純粋無所属」「県民主義」を強調した。
 午後は三島市中心部で開かれた支援者らの会合に顔を出し、結束を呼び掛けた。海野氏は「話を聞きに来た人にできるだけ支援者になってもらい、支持拡大の運動量を増大させていきたい」と力を込めた。

 坂本氏がマニフェスト発表
 子育て、医療など重点
 知事選(18日告示、7月5日投票)に出馬表明している自民党参院議員の坂本由紀子氏(60)は13日、静岡市内で記者会見し、マニフェスト(公約)を発表した。
 スローガンは「しあわせしずおか県民党!」で、「未来を担う人づくり」「支えあう社会づくり」「勢いのある産業づくり」「安心・安全な社会基盤づくり」「無駄ゼロの行政」が政策の5本柱。
 具体的には、子育て支援の充実▽周産期母子医療・小児医療の充実▽女性が働きやすい環境整備▽若者の就職支援の充実▽「茶業王国・静岡」の復権▽ゼロベースに立った行政の見直しーなどを挙げた。
 坂本氏は二人一人が大切にされる社会を実現するための政策。医療、福祉、子育て支援という日常生活を支える豊かさを県民に提供することが必要」とした。併せて、知事退職金ゼロの方針を示し、「知事報酬は第三者に評価してもらう」と述べた。
(静新平成21年6月14日(日)朝刊)

 民主・小沢代表代行:一本化なお努力
 民主党の小沢一郎代表代行は13日、7月5日投開票の知事選に関し、民主党系候補の一本化に努力する考えをあらためて強調した。愛媛県西予市で記者団の質問に答えた。
 小沢氏は、14日投開票の千葉市長選で民主党系候補が当選すれば名古屋、さいたま両市長選に続いて3連勝となると指摘。「自民党は総選挙前の静岡で全力でやってくる。こちらが2人立っていて勝てるわけがない。最後まで努力したい」と述べた。
 小沢氏は、党本部として推薦候補を決定するかどうかについて「県連の意向は尊重するが、県連の人たちも大所高所で考えてもらわないと困る」と述べるにとどめた。
(静新平成21年6月14日(日)朝刊)

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