2009年6月9日火曜日

静岡県知事選情報6月9日

自民、静岡知事選で参院議員の坂本氏を推薦2009.6.9 16:18(msn産経ニュース)
 自民党は9日の持ち回り選対本部会議で、7月5日投開票の静岡県知事選に関し、参院議員で新人の坂本由紀子氏(60)の推薦を決めた。


公開討論スタート
 川勝氏、海野氏 袋井で熱弁 坂本氏欠席
 知事選(18日告示、7月5日投票)の立候補予定者公開討論会(日本青年会議所東海地区静岡ブロック協議会、袋井青年会議所など主催)が8日、袋井市上山梨の月見の里学遊館で開かれた。
 立候補を表明している3氏のうち、前静岡文化芸術大学長の川勝平太氏(60)と元参院議員の海野徹氏(60)が出席し、市民ら約350人を前に県政の諸課題について熱弁を振るった。自民党参院議員の坂本由紀子氏(60)は県東部での決起集会と重なったため欠席した。
 初めに川勝氏は「豊かな自然と文化に恵まれた静岡を日本の地域モデルにしたい」、海野氏は「県民に身近な"わたしたちの県政"を取り戻したい」と、それぞれ抱負を語った。
 行財政改革について、海野氏は「知事給与、県職員給与削減、大規模施設の運営見直しなど、大胆な改革を断行する」と力を込め、川勝氏は「天下りを全面的に禁止する。県の事業を徹底的に洗い出し、無駄遣いをなくす」と訴えた。また、川勝氏は教育振興策として「県内の美術館や博物館の無料開放」、海野氏は景気対策として「個人県民税の10%減税」などと持論を展開した。
 欠席した坂本氏は「副知事、参院議員の経験を生かし、よりよい静岡の実現のために全身全霊をかけたい」というメッセージを寄せた。
 公開討論会は9日に静岡市民又化会館、10日には三島市民文化会館で開かれる。海野、川勝両氏は2会場とも出席、坂本氏は9日は途中から、10日は冒頭から出席する予定。いずれも午後7時開会で入場無料。
(静新平成21年6月9日(火)朝刊)


 県市長会長小嶋静岡市長
医師確保など3施策:立候補予定者に要望へ
 知事選(18日告示、7月5日投票)について、静岡市の小嶋善吉市長は8日の定例会見で、立候補予定者に対して県市長会として意見書を12日に提出すると発表した。
 意見書で要望する政策は、乳幼児医療費助成制度の抜本的見直し▽医師確保対策▽建設事業等における市負担金の廃止の3点。会長の小嶋市長と副会長を務める鈴木康友浜松市長、大橋俊二裾野市長が各候補者の事務所を訪ね、直接手渡す。
 小嶋市長は要望事項について「日ごろから各市長が県に申し上げているが、なかなか実現しなかった」とし、「ちょうど知事が代わる時なので、県内23市長が党派を超え、市政を担う立場から県政への意見を言おうということになった。マニフェストに反映してほしい」と期待を寄せた。
 このほか、国が公表した直轄事業負担金の内訳については、「負担金の割合は平均で総事業費の40%ぐらい。これでは『負担金』ではなく『共同事業』になる」と批判。「市町に負担を求めるなら10~20%が妥当。負担率が少し高すぎるのではないか」とした。
(静新平成21年6月9日(火)朝刊)

 連合静岡が川勝氏推薦:県民社協会も
 連合静岡は8日、執行委員会を開き、知事選で前静岡文化芸術大学長川勝平太氏(60)の推薦を決めた。連合本部と連合東海ブロックにも推薦を申請する。
 吉岡秀規会長は委員会終了後に会見し、「川勝氏の理念、哲学は素晴らしく、静岡県を全国にアピールできる知事になる」と強調した。民主党の小沢一郎代表代行が5日に、川勝氏と民主党を離党した海野徹元参院議員(60)との間で候補者一本化に努力する考えを示したことについては、「現時点で小沢さんから何も言われていない。海野氏も出馬する(知事選の)構図を考えている」と述べた。
 同日は旧民社党系の地方議員でつくる県民社協会(会長・高田泰久県議)も川勝氏の推薦を決定したと発表した。民主系と連合静岡推薦の国会議員、地方議員による関係議員団会議も静岡市内であり、川勝氏の支援体制を確認した。
(静新平成21年6月9日(火)朝刊)

 浜松商議所は「中立」
 浜松商工会議所(商工連盟浜松地区)は8日までに、知事選について、特定の候補を推薦せず、「中立」の立場で臨む方針を決めた。
 御室健一郎会頭は静岡新聞社の取材に対し、「会員企業それぞれの考え、立場がある。全体として一人の候補を支援することは実情にそぐわない」と説明した。また、浜松商議所として特定の候補を支援しない方針を同じ県西部の磐田、袋井、掛川の各商工会議所に伝えたという。
 知事選をめぐる商工団体の動きでは、県東部の7商工会議所が5月に足並みをそろえて自民党参院議員の坂本由紀子氏(60)に出馬要請したなどの経緯がある。知事選には、このほか元参院議員の海野徹氏(60)、前静岡文化芸術大学長の川勝平太氏(60)が出馬の準備を進めている。
(静新平成21年6月9日(火)朝刊)

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