2009年6月5日金曜日

斉藤斗志二のちょとまってください

● 斉藤斗志二の(ちょっと待って下さい)
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富士山静岡空港が開港しました
         -思えば23年の時が経ちました-

                     衆議院議員 斉藤 斗志二

 6月4日に、富士山静岡空港が開港しました。1986年に、私の叔父である斉藤滋与史静岡県知事が県議会で空港の建設を表明してから、実に23年もの長い時が経ちました。
 この間、用地買収の遅れや、市民団体の反対などで、開港が幾度も延期されてきました。さらに、昨年には、航空法の高さ制限を超える立木の存在が表面化し、石川県知事の辞職と引き換えに立木の撤去が行われるという事態が生じるなど、最後まで苦しんだ末での開港でした。
 当初は、国内3路線(札幌、福岡、那覇)、海外2路線(韓国仁川、中国上海)の定期便就航でスタートし、7月23日から新たに国内3路線(小松、熊本、鹿児島)が加わり、計8路線となります。
 「富士山空港」と愛称が付けられたように、牧之原市と島田市をまたぐ丘陵地に建設された空港からは、離着陸時に富士山を眺望できます。また、ターミナルビルのエスカレーターの右手はガラス張りで、上がった先に富士山が見えるように設計されています。富士山に向けて上昇するような、旅の高揚感を演出しているそうです。富士山は静岡県の象徴であり、日本人の心の山であり、特別の存在です。
 富士山静岡空港の開港を契機に、様々な土地から色々な方々が静岡県を訪れ、富士山をはじめとする自然のすばらしさを満喫していただきたいと願います。加えて、ビジネス活動や文化・スポーツ活動も促進され、経済の活性化が図られることを期待しています。
 なお、富士山静岡空港は、国内で開港される最後の飛行場となります。このため、成功させることが非常に重要であり、あまり短期的に成果を求めるのではなく、5年から10年の中長期の視点で捉える事が大切と考えます。成功のためには、海外のハブ空港との連携が重要になると思います。

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