2009年5月18日月曜日

静岡県知事選情報5月18日

坂本氏に出馬要請 自民県連
05/18 08:20 (静新webnews)
 自民党県連は17日、静岡市内で拡大選挙対策委員会と総務会を相次いで開き、坂本由紀子参院議員(60)=静岡選挙区=に知事選への出馬を要請した。両会議に出席した坂本氏は出馬に前向き姿勢を示したというが、立候補の表明はなかった。
 執行部は18日に開く県連大会で坂本氏に出馬要請を行った経過を報告する。ただ、坂本氏側からは、無所属候補としての選挙戦略が選択肢として伝えられ、民間人擁立に動いていた県連の対応に反発もあるという。
 県連会長の柳沢伯夫衆院議員(静岡3区)は会議後、坂本氏から「県政への熱意は十分持っている」という話があったと説明。この日出馬表明がなかった理由として▽補正予算案を審議する参院予算委理事で重責である▽後援会に相談する必要がある―の2点を挙げたという。
 今回の出馬要請について、柳沢会長は「(坂本氏からの)意思表明を待っていたが、先に要請をいただきたいという感じの話があったのでそう進めましょうとなった」と経緯を説明した。
 拡大選対、総務会ともに非公開で、国会議員と県議、職域支部代表者らが出席した。
 次期知事選には、元参院議員の海野徹氏(60)=静岡市葵区内牧=が無所属で出馬を表明しているほか、民主党県連が榛葉賀津也参院議員(42)=静岡選挙区=の擁立を目指し、共産党県委員会が候補擁立作業を進めている。


県知事選「思惑の違い表面化」
 坂本氏と自民県連
 自民県連から十七日、知事選への出馬要請を受け、前向きな姿勢を示した坂本由紀子参院議員だが、十八日の県連大会で出馬表明を行う考えがあるかどうかを尋ねた記者団に対し「最後に要請してきた団体に、最初に答える必要はない」と述べ、県連の選挙態勢づくりの経過には不快感を示した。
 拡大選挙対策委員会や、同委員会の合間を縫って緊急開催した選対小委員会で坂本氏を県連推薦すべきとの意見も出たが、執行部は本人の出馬表明が前提と強調。坂本氏は「県連が推薦を出すなら受ける」との立場を示していただけに、思惑の違いが表面化した。
 坂本氏に距離を置く自民県議約十人は近く、民主党と連携した知事選候補擁立の再検討も視野に、独自に会合を開く。
 自民県連が坂本氏に出馬要請したことに、民主党県連の岡本護幹事長は「紆余(うよ)曲折はあったが、想定されたこと。驚きはない」と指摘。「こちらとしては、坂本氏に勝てる候補を立てなければならない」と強調し、榛葉賀津也参院議員の擁立を目指す姿勢を示した。
 榛葉氏は十七日、県議補選に出馬予定の新人の事務所開きで掛川市を訪れた際、知事選出馬について「党の意向もあす(十八日)結論が出る」と述べ、あらためて、出馬の可否は党の判断に従う考えを示した。
 同党県連の細野豪志、藤本祐司の両国会議員が十八日に党本部を訪れ、党執行部と榛葉氏擁立について協議する。
(静新平成21年5月18日(月)朝刊)

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