2009年5月19日火曜日

静岡空港立ち木伐採を確認 知事きょう辞表提出



静岡空港立ち木伐採を確認 知事きょう辞表提出
05/19 08:08 (静新webnews)
 静岡空港西側の私有地に航空法の制限を超える高さの立ち木や土地が残り、完全運用の支障となっていた問題で、県は18日、前日までにすべての支障物件の除去作業が完了したのを受けて、確認のための調査を行い、完全な除去を確認した。石川嘉延知事は19日午前にも辞表を提出する。
 支障物件は県が平成15年度に実施した航空測量のデータ確認のミスなどで収用範囲外に残された。空港建設反対派の地権者との交渉は成立せず、県は昨年10月、今年3月としていた開港を延期し、2500メートルで整備した滑走路を300メートル短縮して暫定運用する対応策を発表した。地権者は今年2月、除去する条件として石川知事の辞職を要求。石川知事はこれに応じる形で、3月に辞意を表明した。
 県と地権者は今月11―17日の作業で、立ち木179本を伐採し、土地17平方メートルを除去した。今後、成長する立ち木の伐採は県と地権者で定期的に協議して行う。
 県は完全運用に向け、速やかに国との調整に入る。完全運用開始は秋ごろとみられ、航空路誌(AIP)が発行される8月27日、9月24日、10月22日、11月19日などが候補となる。

大きな責任果たせた
 石川嘉延知事の話 今般、完全運用が確実になったことから、私としては大きな責任を果たせたと考えている。昨年来、ご心配いただいた関係者や県民の支援に心から感謝し、残された任期中は完全運用に向けた手続きに万全を期したい。

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