2009年9月29日火曜日

参院補選 民主 土田氏が正式出馬表明

参院補選 民主 土田氏が正式出馬表明
 「医療改革声上げる時」
 御殿場市の医師で医療法人理事長の土田博和氏(59)が28日、県庁で記者会見し、参院静岡選挙区補欠選(10月25日投開票)に民主党公認で出馬すると正式に表明した。29日に党本部が公認を決定する。
 土田氏は出馬の理由について「日本の医療はWHO(世界保健機関)に世界一と評価されているのに、医師が現場から立ち去る現象が起きている。医療改革に声を上げなければならない時だと考えた」と語った。民主党から出馬する理由を「さまざまな記事やマニフェストを読み、自分の考えに一番近いと思った」と述べた。
 政策については、「医者は医療法と健康保険法に縛られている。二つの鎖につながれた医療にどういう弊害が生まれるかを国民に知ってほしい」と強調。医師・看護師不足への対応や、大卒者らを4年間で医師に育成するメディカルスクールの制度化などを主な政策として挙げた。
 土田氏は石川県生まれ。沼津東高、関西医大卒業後、1982年に御殿場市で整形外科病院を開業した。2007年の参院選に無所属で出馬し落選した。
 参院補選には、自民党が富士常葉大非常勤講師岩井茂樹氏(41)を擁立。共産党県常任委員の元衆院議員平賀高成氏(55)も立候補を表明している。
〈静新平成21年9月29日(火)朝刊〉

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