2009年7月6日月曜日

静岡県知事選結果



静岡県知事選
川勝氏が当選 坂本氏との接戦制す 
07/06 07:16 (静新webnews)


 石川嘉延前知事の辞職に伴い4新人が争った知事選は5日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属の前静岡文化芸術大学長川勝平太氏(60)=民主、社民、国民新推薦=が終盤まで競り合った無所属の前参院議員坂本由紀子氏(60)=自民、公明推薦=を退け、初当選を果たした。無所属の元参院議員海野徹氏(60)、共産党公認の平野定義氏(59)は及ばなかった。16年ぶりに新知事を選ぶ選挙で有権者の関心は高く、投票率は61.05%と前回選を16.56ポイント上回った。
 次期衆院選の前哨戦として与野党が真っ向から対決。民主党は名古屋、さいたま、千葉の政令市長選に続く大型地方選挙4連勝となり、躍進の流れに弾みを付けた。麻生太郎政権にとって大きな打撃で、首相の退陣論が高まるのは必至。都議選直後の衆院解散を模索する首相は苦しい立場に追い込まれた。
 川勝氏は初の選挙だっが、民主は党本部と県連、民主系県議会会派、連合静岡などで組織する選対がフル稼働し、民主支持層を固めた。鳩山由紀夫代表、岡田克也幹事長ら「党の顔」が次々と静岡入りして街頭に立ち、浮動票を獲得。国政での「政権交代」のイメージと連動させる戦術で支持を集め、自民の強固な組織力で先行した坂本氏を追い抜いた。投票所の出口調査では30~60代まで幅広く支持を集めた。
 坂本氏は「女性の視点で県政を変えよう」とアピールし、投票所の出口調査では女性票の4割超を獲得したが、副知事を経験した行政手腕は集票につながらなかった。自民は衆院選をにらみ、党本部が衆院の選挙区ごと1000人規模の集会を国会議員に指示。古賀誠党選対委員長が頻繁に静岡入り。終盤では舛添要一厚生労働相ら「党の顔」が街頭に立つなど総力戦を展開したが、及ばなかった。
 海野氏は「純粋無所属」掲げ、草の根の支持拡大を狙ったものの、与野党対決のあおりを受け埋没した。平野氏は明確な争点を提示できず、支持が広がらなかった。


 県知事選 川勝平太氏が当選




 沼津市の開票結果(5日午後10時47分確定)
 三八、七一七票 坂本由紀子
 三五、四四四票 川勝平太
 二二、九八六票 海野徹
 三、三九一票 平野定義
 石川嘉延前知事の辞任を受けて五日、行われた県知事選挙は、四氏による争いを前大学学長の川勝平太氏が制し、今後四年間、県政を引っ張っていくことになった。告示翌日の十九日に始まった期日前投票は、中間発表のいずれの時点でも好調に推移する様子を示し、最終投票率向上に期待が寄せられていたが、県平均、市選管の確定数字共に前回を上回った。
 今回選挙の直前、地方分権にかかわり府県知事や市町長の動向が注目され、地方自治に対して有権者が関心を寄せる背景が生じていた。
 "物申す"知事らの出現によって、公共工事などにかかわり、地方がこれまで、考えられないような負担を国から押し付けられていたことも明らかとなった。こうした首長の動きに対して新知事は、どういう立場を取るのか注目される。
 地方分権は「地方主権」だとの指摘もあるが、その裏付けともなるのが財源。国との関係はもちろんあるが、二兆円を超えると言われる借金を抱える静岡県。新知事は財政問題に、どう対応していくのか。
 新たな赤字、税金の投入が懸念される空港も抱えてしまい、前県政以上に難しい舵取りに迫られることも否定できない。
 沼津市投票率は54・38%
 一方、投票率は沼津市が五四・三八%。前回選の三四・九六%から二〇ポイント近く上昇。前々回からも若干上回った。
 これは前回選挙が現職と新人の一騎打ちで有権者にとって選択の幅が狭かったのに対して、今回は新人四人の争いとなったこと、国レベルで政権交代の可能性が言われ、静岡県知事選挙が、この後に行われる東京都議会選挙と共に、その行方を占うものとの位置付けがされたことなどから有権者の関心を呼んだと見られている。
(沼朝平成21年7月6日(月)号)

1 件のコメント:

山田 豊 さんのコメント...

■静岡県知事選 期日前投票が好調 投票率は50%前半?―民主、社民、国民新推薦で元静岡文化芸術大学長の川勝平太氏(60)が当選確実に!!
http://yutakarlson.blogspot.com/2009/07/blog-post_06.html
こんにちは。静岡知事選挙、民主、社民、国民新党推薦の川勝氏が僅差で当選しました。自民党は、危機感を募らせています。しかし、今回の選挙の民主党推薦の候補者選びに関しては、かなりきな臭い動きがありました。それに、民主党も歴代の党首が2代続けて献金問題の不祥事があります。これから、どうなるかは、まだ予断を許すことができません。それに、もう一つ気になる動きがありますそれは、東国原知事と、橋下知事の動きです。私は、この二人、特に今後霞ヶ関改革応を熱心に改革しようとする党が出てきた場合、これから何か大きな動きを見せると考えています。ただし、この二人が、新党を結成したり、それこそ総裁などというのは、将来はあり得て(総裁はあり得ません)も今回の政局には無関係です。しかし、何か、このまますんなり行くよりも、こうした動きなどがあって、自民、民主とも伯仲してどうなるかわからないという状況で衆議院選挙に突入したほうが良いと思います。その方が国民にとっては良いことになると思います。詳細は是非私のブログをご覧になってください。