2009年7月17日金曜日

21日に懇談会、午後に衆院解散へ

21日に懇談会、午後に衆院解散へ
総選挙

 自民党内で対立が続いていた地方選連敗を総括する場について21日午前に両院議員懇談会を開催することで決着したためだ。これにより「8月18日公示―同30日投開票」の日程で衆院選が行われることが確実になった。

 首相は21日午前、閣議で解散詔書を決定し、同日午後の衆院本会議で河野衆院議長が解散詔書を朗読し、衆院は解散される。

 自民党の細田幹事長は17日昼に党本部で記者会見し、21日午前11時半から党本部で、麻生首相も参加して両院議員懇談会を開く方針を表明した。細田氏は「首相が先頭に立って衆院選に臨む決意を表明し、党の結束を確認する」と説明したが、懇談会は非公開で行うとしている。

 記者会見に同席した若林正俊・両院議員総会長は、中川秀直・元幹事長らが提出した両院議員総会開催を求める署名について、「精査した結果、総会開催に必要な数にかなり届いていない」と述べ、両院議員総会の開催に必要な党所属国会議員の3分の1(128人)に達しなかったとの見解を示した。

 中川氏や加藤紘一・元幹事長らは17日午前、小坂憲次・衆院議院運営委員長(自民)と国会内で会い、東京都議選などを総括する総会が開かれるまでは、衆院本会議を開かないように要請した。小坂氏は「中立的に判断する」と答えるにとどめた。同日昼、与野党は衆院議員運営委員会理事会で、本会議を21日に開催することで合意した。

 中川氏らは、党本部で細田氏にも同様の申し入れを行った。細田氏は21日に懇談会を1時間程度開く考えを伝えたが、加藤氏らは「短すぎる」と反発した。

(2009年7月17日13時53分 読売新聞)

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